食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760510149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、シガトキシンの特性決定に関する外部機関による科学的報告書を公表
資料日付 2021年5月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月19日、シガトキシンの特性決定に関する外部機関による科学的報告書を公表した(3月3日承認、PDF版37ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2021.EN-6649)。概要は以下のとおり。
 本特定グラントの主たる目的は、LC-MS/MSの高感度手法を開発することにより、EUにおけるシガテラ中毒(CP)と関連するリスクの特性決定を実施することである。汚染原因となる主要なシガトキシン(CTX)を含有する参照物質の調製が第2の目的と見なされ、本目的達成により、EU研究機関における当該LC-MS/MS手法の実施が促進され、当該新興リスクの特性決定が達成される。
 C-CTX1は、LC-MS/MSにより同定され、さらに、本研究において選択された領域に由来するサンプルにおけるCTX毒性の主たる原因として、LC-HRMSにより確認された。
 評価されたサンプルにおいて検出されたCTXsは低濃度であり、本特定グラント(SG)の目的達成に対する主たる制限であった。毒性プロファイルの確認を損なう可能性のある感度の問題を克服するだけでなく、参照物質を調製するタスクを達成するためにも、不測の事態への対応策を確立する必要がある。
 不測の事態への対応策には、補完的に機能するLC-MS/MSアプローチ2手法の開発、並びに、汚染された抽出物に含有される毒素の特性決定を目的として、LC-MS/MS、神経芽細胞腫細胞アッセイ、クロマトグラフィー分画(HPLC及びGPC)を統合する方法論的アプローチが含まれる。本アプローチは、C-CTX1の純粋溶液、及び、C-CTX1含有魚組織参照物質(FTRM)の双方においてC-CTX1の含有を確認するために、参照物質の調製にも使用された。
 渦鞭毛藻サンプル(Gambierdiscus及びFukuyoa sp)のLC-MS/MS分析により、CTX汚染と、これらの渦鞭毛藻が収集された地域由来の魚サンプルとの間に相関関係がないことが確認された。これらのサンプルでは、毒性は数種のマイトトキシン類似体、並びに、ガンビア酸C及びD(gambieric acids C and D)、ガンビアロン(Gambierone)、44-メチルガンビアロン(44-methyl gambierone)、ガンビアオキシド(gambieroxide)に起因しており、これらの汚染原因物質は、地中海及び北東大西洋から採取されたGambierdiscus及びFukuyoaの菌株においてLC-HRMSにより同定され、その検出量は広範囲にわたっていた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6649
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