食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760420294
タイトル 世界保健機関(WHO)、英国におけるヒトの鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染に関する情報を公表
資料日付 2022年1月14日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は1月14日、英国におけるヒトの鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
 2022年1月6日、英国の担当部局(IHR Focal Point of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イングランド南西部で鳥インフルエンザA(H5)の検査確定ヒト症例1例が確認されたことをWHOに届け出た。
 当該症例は家で飼養していた多数の鳥類と一緒に生活しており、それらの鳥類が2021年12月18日に発病し、その後、英国のリファレンスラボラトリーである英国動植物衛生庁(APHA)Weybridge研究所の検査によって高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)陽性と確認された。鳥インフルエンザ感染鳥類にばく露された人々の所定の追跡調査の一環として、2021年12月24日に当該症例から上気道スワブ検体が採取され、インフルエンザAのH5亜型に陽性と判定された。当該ウイルスの更なる特性評価が進行中である。この結果は、後日、二度続けて採取された上気道スワブ検体でも再現された。当該症例は臨床的に無症候性のままであり、感染性はないと現在考えられている。
 感染が確認された敷地内の鳥類から採取した検体からのウイルス分離に成功した後、APHAはこれらの鳥類に存在するHPAI A(H5N1)ウイルスの全ゲノム配列データを解析した。ゲノム解析により、決定した配列はヒトに対する特異的な親和性の増加との強い相関はないことが明らかとなった。
・WHOリスク評価
 2003年以降、英国での今回の症例を含め、世界中でインフルエンザA(H5N1)感染によるヒト症例が合計863例及び死亡者455名が報告されている。今回の症例の前に、直近に報告されたヒトの症例は、2020年10月のラオス人民民主共和国での裏庭家きんへのばく露があった1歳の女児であった。
 2021年10月1日以降、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)が家きんで73件及び野鳥個体で471件検出された。
 本事案は、英国で最初のインフルエンザA(H5)によるヒト感染症例の報告である。当該症例は臨床的に無症候性のままであった。この一人の症例の他に当該ウイルスは検出されていない。ヒト及び動物両方の保健機関による公衆衛生対策が実施されている。入手可能な情報に基づいて、WHOは、当該ウイルスによって引き起こされる一般集団へのリスクは低く(low)、職業的にばく露される人では低から中程度(low to moderate)と考えられると評価している。
 ヒトでのインフルエンザA(H5N1)を予防するための特定のワクチンはない。ヒトのH5感染を予防するための候補ワクチンは、パンデミック対策の目的で開発されている。疫学的状況の綿密な分析、最新のウイルス(ヒト及び家きん)の更なる特性評価、及び血清学的調査は、関連するリスクを評価し、適時にリスク管理措置の調整を行うために重要である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/influenza-a-%28h5%29---united-kingdom-of-great-britain-and-northern-ireland
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