食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05750020149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、豚の膵臓由来の食品用酵素トリプシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年1月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月12日、豚の膵臓由来の食品用酵素トリプシン(trypsin)の安全性評価に関する科学的意見書(2021年11月25日採択、12ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7008)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品用酵素トリプシン(EC 3.4.21.4)はNingbo Linzyme Biosciences社により豚の膵臓から抽出される。同酵素は乳児用調製乳及びフォローオン調製乳用の乳清たん白質の加水分解に用いることを意図する。
 最大使用レベルと乳児用調製乳中で認可されている最大たん白質含有量に基づき、当該酵素の総有機固形物(TOS)への食事性ばく露量は、乳児では16.8 mg TOS/kg体重/日と推定された。毒性学的評価において、膵臓酵素を用いた臨床試験が検討された。主な副作用として製剤への過敏症が特定された。しかしながら、加水分解された食品中の豚の膵臓酵素に対するアレルギー反応は報告されなかった。EFSAの「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル」(CEPパネル)は、乳清たん白質の加水分解により調製された製品の摂取後の当該酵素へのアレルギー感作のリスクは乳児において除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。
 CEPパネルは、当該食品用酵素の由来が豚の可食部位であること、申請者により提供されたデータ、膵臓酵素の臨床試験の評価から得られた情報及び推定食事性ばく露量に基づき、意図した使用条件下で、豚の膵臓由来のトリプシンは安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7008
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