食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05740250384
タイトル フランス公衆衛生局、フランス国民の農薬ばく露に関するESTEBAN調査の結果を公表
資料日付 2021年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス公衆衛生局は12月16日、フランス国民の農薬ばく露に関するESTEBAN調査の結果を公表した。概要は以下のとおり。
 フランス公衆衛生局は、2014年~2016年にフランス本土に居住する成人における特定の有機塩素系農薬、特定の有機リン系農薬、カルバミン酸塩及び除草剤へのばく露と、子供の尿で測定された五つの農薬グループへのばく露に関するESTEBAN調査(環境・生物学的モニタリング・身体活動・栄養に関する健康調査)の結果を公表した。
1. 主な結論
・成人における2006年~2007年の国民栄養健康調査(ENNS)と比べて、デルタメトリンの代謝物質(Br2CA)を除き、測定されたレベルは減少している。
・フランスで測定されたレベルは、諸外国(欧州及び北米)のほとんどで見られるレベルと同様である(フランスで測定された濃度が諸外国より高いβ-ヘキサクロロシクロヘキサン(β-HCH)、有機リン系農薬の代謝物質(DMTP)及びBr2CAを除く)。
・ばく露レベルは物質によって異なる。成人が特に一部の有機塩素系農薬、DMTP、ピレスロイド及びPCB、ダイオキシン類及びフラン類へばく露し、子供がDMTP及びピレスロイドへばく露している。
・現在、禁止されている物質への一部のばく露は、集団のかなりの部分に関わっている(例えば、リンデンは成人又は子供の集団の約50 %において定量化されている)。
・グリホサートは、成人又は子供の20 %以下において定量化されている。
2. 様々なばく露要因
 一部の物質については、食事が体内濃度を高める要因となっている。
・卵又は脂肪性物質を摂取する人々:有機塩素系、PCB/ダイオキシン類/フラン類
・牛肉又は自家製動物由来製品を摂取する人々:ピレスロイド、PCB/ダイオキシン類/フラン類
 これに対して、有機栽培由来生産物の摂取は、有機塩素系農薬、DMTP、ピレスロイドの摂取を減らした。
 ピレスロイドの濃度に対する特定の行動及び環境が及ぼす影響も認められた。ピレスロイドの濃度は以下の要因によって増加する。
・喫煙
・家庭用殺虫剤の使用
3. ばく露の基準値の設定
 調査結果により、公衆衛生局が発表した方法に基づいて、有機塩素系農薬、有機リン系農薬の代謝物質、グリホサート及びその代謝物質AMPA、2
,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2
,4-D)、ピレスロイド及びPCB/ダイオキシン類/フラン類について、ばく露の基準値を設定することができた。
4. 規制の影響力の評価
 調査結果により、有機塩素系農薬、有機リン系農薬、PCB/ダイオキシン類/フラン類等、その一部の使用がフランスで数十年前から禁止されている規制対象の物質に対する規制の影響力を明らかにすることができた。実際、2014年~2016年にフランス本土に居住する成人では、以前の調査に比べて体内濃度レベルが下がっている。
 当該調査は、6歳~74歳の一般集団の代表的な副次標本に対して実施された。生体試料(尿、血液、毛髪)の採取及び生活習慣、食事、参加者の特徴に関する様々な質問票の実施を含む当該調査は、採取の結果及び質問票の厳密な分析により、ばく露形態とともに集団におけるこれらの物質の存在を定量化することができる。
 当該調査に関するプレスリリース(3ページ)は以下のURLより入手可能
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398283/3296553
 当該調査の報告書(化学物質別)は以下のURLより入手可能:
・特定の有機塩素系農薬及びクロロフェノール(104ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398613/3297802
・有機リン系農薬(61ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398615/3297808
・除草剤(57ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398611/3297796
・ピレスロイド(62ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398631/3297856
・カルバミン酸塩(21ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398631/3297856
・成人におけるPCB/ダイオキシン類/フラン類(148ページ)
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/398627/3297844
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス公衆衛生局
情報源(報道) フランス公衆衛生局
URL https://www.santepubliquefrance.fr/presse/2021/exposition-aux-pesticides-de-la-population-francaise-resultats-de-l-etude-esteban

利用上の注意事項

本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。

1 情報の収集・要約・翻訳について

 (1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。
 (2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
 (3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
 (4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
 (5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。

2 掲載情報と食品安全委員会の立場について

 (1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。
 (2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
 (3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
 (4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。

3 利用者の責務

 (1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。
 (2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
  ① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
  ② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
 (3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。