食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05730150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、イミダクロプリドを含有する植物保護製剤に対する欧州連合(EU)加盟国デンマークにより付与された緊急認可の評価に関するテクニカルレポートを公表
資料日付 2021年11月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月18日、イミダクロプリド(imidacloprid)を含有する植物保護製剤に対する欧州連合(EU)加盟国デンマークにより付与された緊急認可の評価に関するテクニカルレポート(2021年11月12日承認、12ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2021.EN-6965)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州食品安全機関(EFSA)は欧州委員会から、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第53条第2項の規定に従い、2018年5月に屋外での使用が全て禁止された際に使用が制限されたてんさいへの使用を目的としたネオニコチノイド系有効成分(a.s.)のクロチアニジン、イミダクロプリド又はチアメトキサムを含有する植物保護製剤に対して、クロアチアの管理当局が2020年に付与した緊急認可を検討するために技術支援を要請された。 
 EFSAは、他の合理的な手段では抑制できない危険性のため、これらの緊急認可の付与及びその広い範囲が必要であるかどうかを評価するよう求められた。この状況において、EFSAは、規則(EC) No 1107/2009第4条第7項(※訳注1)の適用に関する指令(mandate)の枠組みで作成されたEFSA殺虫剤プロトコル(※訳注2)に沿って、デンマークにおけるイミダクロプリドの緊急認可に関連する情報を収集、評価した。本テクニカルレポートは、2020年にデンマークで検討された二組の作物と有害生物の組合せの評価を要約したものである。
 評価の結果、二組の作物と有害生物の組合せ(てんさい、飼料用及びバイオ燃料用てん菜とアブラムシ、飼料用及び燃料用ビートと土壌及び苗の有害生物)に対して、イミダクロプリドの代替となる作用機序(MoA)を提供する十分な代替有効成分が、デンマークでは現在認可されていないことが明らかになった。この評価には、提示された用途に対する殺虫剤によらない代替品の評価を含む。てんさい、飼料用及びバイオ燃料用てんさいの組合せでは、三つの方法、つまり転作、耕うん及び作付け/収穫時期の変更が利用可能である。しかしながら、これらの方法は効果的とは考えられない。てんさい、飼料用及びバイオ燃料用てんさいと土壌及び苗の有害生物に関して、二つの殺虫剤によらない方法が利用可能である。輪作はこれらの有害生物のいくつかに対して非常に有効であり、実行可能と考えられ、大規模に実施されている。耕うんは中程度に有効かつ実行可能な耕作法であり、大規模に用いられている。
(※訳注1) 植物保護製剤の市販に関する規則(EC) No1107/2009第4条第7項(抜粋):
植物保護製剤の認可基準の適用除外として、申請書に含まれる文書で裏付けられたエビデンスに基づき、非化学的方法を含めた他の利用可能な手段により抑制できない植物の衛生に対する深刻な危険を抑制するためにある有効成分が必要な場合には、当該有効成分の使用に際しヒト及び環境のばく露を確実に最小化するためにリスク低減措置がとられることを条件にして、その深刻な危険を抑制するために当該有効成分を必要な限られた期間認可することができるが、その期間は5年を超えてはならない。
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:02009R1107-20210327&qid=1637294275195&from=EN
(※訳注2) 非化学的方法を含む他の利用可能な手段により抑制できない植物の衛生に対する深刻な危険を抑制するための殺虫剤有効成分の必要性に関するデータ評価のためのプロトコル
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1201
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6965
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