食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05720640149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品に関する栄養及び健康強調表示を制限するための調和のとれた義務的な容器前面栄養表示の開発と栄養プロファイルの設定について助言する科学的意見書案に対する意見公募を開始
資料日付 2021年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月15日、食品に関する栄養及び健康強調表示を制限するための調和のとれた義務的な容器前面栄養表示(front-of-pack nutrition labelling)の開発と栄養プロファイルの設定について助言する科学的意見書案を公表し、2022年1月9日を締切りとして意見公募を開始した。科学的意見書の概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの「栄養、新食品及び食品アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)は、食品に関する栄養及び健康強調表示を制限するための調和のとれた義務的な容器前面栄養表示の開発と栄養プロファイルの設定について助言する意見書を提出するよう依頼された。
 本意見書は、栄養学的に適切な食事に関するヒトの試験のシステマティックレビューとメタアナリシス、世界疾病負担(Global Burden of Disease)の枠組みから得られるデータ、臨床診療ガイドライン、以前のEFSAの意見書、EU加盟国が食品に基づく食事ガイドラインと関連する栄養素/食品摂取の勧告に基づいて設定した優先事項に基づいている。
 PubMedにおける包括的な文献検索を通して関連論文が取得された。評価に含められた栄養素は専門家の知識に基づき選択された。欧州の食事において重要な役割を持つ食品グループが検討された。
 NDAパネルは、ほとんどの欧州集団において、飽和脂肪酸(SFA)、ナトリウム及び添加/遊離糖類の食事摂取量は現行の食事推奨量を上回り、食物繊維及びカリウムの摂取量は現行の食事推奨量を下回っていると結論付けている。SFA、ナトリウム及び添加/遊離糖類の過剰摂取、及び食物繊維とカリウムの不十分な摂取は健康への有害影響に関連するため、これらの栄養素は栄養プロファイリングモデルに含めることができる。エネルギー摂取量の低減は欧州集団にとって公衆衛生上重要なため、エネルギーを同モデルに含めることが可能である。
 食品グループ/カテゴリーに基づく栄養プロファイリングモデルでは、ほとんどの食品グループにおいて脂肪のエネルギー密度が高いため、総脂肪がエネルギーの代わりになる可能性がある。一方、脂肪含有量が少ない、又は全くない食品グループ(※訳注)のエネルギー密度は、(添加/遊離)糖類をモデルに含めることにより十分に説明可能である。栄養素及び非栄養成分は、公衆衛生上の重要性以外の理由で、同じ食品カテゴリー内の食品をよりよく識別できるようにするために、栄養プロファイルに含めることが可能である。
(※訳注)水分を主成分とするノンアルコール飲料、ジャムやマーマレード等
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://connect.efsa.europa.eu/RM/s/publicconsultation2/a0l1v00000E877g/pc0108
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