食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05720440105 |
| タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、「CBD等の大麻及び大麻由来化合物を含む製品について知っておくべきこと(そして我々が確認作業中であること)」のページを更新 |
| 資料日付 | 2020年5月3日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 米国食品医薬品庁(FDA)は2020年5月3日、「CBD等の大麻(cannabis)又は大麻由来化合物を含む製品について知っておくべきこと(そして我々が確認作業中であること)」のページを更新した。概要は以下のとおり。 FDAは、大麻及び大麻由来化合物、特にCBDを含む製品の科学、安全性及び品質についての疑問に答えるための取り組みを行っている。 ・大麻はアサ科(Cannabaceae family)の植物であり、80種類以上の生物活性のある化学物質を含有している。最も一般的に知られている化合物は、Δ-9テトラヒドロカンナビノール(Δ-9 THC)及びカンナビジオール(CBD)である。THCはマリファナの使用に伴う「ハイ」にする(高揚感をもたらす)成分である。CBDとその健康上の利点に関連する可能性に関して、高い関心が見られる。 ・マリファナはCBDとは異なる。CBDは大麻植物中の単一の化合物であり、マリファナはCBD及びTHC等、多種類の天然に存在する化合物を含有する大麻植物又は植物性原料の一種である。 ・FDAは、1種類のCBD製品のみ承認している。1歳以上の人々において、レノックス・ガストー症候群(LGS)、ドラベ症候群(DS)、又は結節性硬化症複合体(TSC)に関連した発作を治療するための処方薬製品である。 ・現在、CBDを食品に添加すること、ダイエタリーサプリメントであると表示して販売することは違法である。 ・FDAが確認したCBDの安全性に関するデータは限定的であったが、これらのデータにより、いかなる理由であれCBDの摂取前に考慮されるべき実在するリスクが指摘されている。 ・一部のCBD製品は、証明されていない医学的効能をうたって販売されており、品質は不明である。 ・FDAはCBDについての詳細が分かり次第、引き続き国民へ最新情報を提供する。 I. 潜在的な危害、副作用、及び未確認であること 1. CBDはあなたに害を及ぼす可能性があり、危害はあなたがそれを自覚する前であっても発生し得る。 (1)肝臓の損傷を引き起こす可能性がある。 (2)CBDは、服用中の他の薬の作用に影響を与え、深刻な副作用を引き起こす可能性がある。 (3)脳の活動を低下させるアルコール又は他の薬物(例:不安、パニック、ストレス、又は睡眠障害を治療するために使用される薬物等)と共にCBDを使用することは、鎮静及び眠気のリスクを高め、それが負傷につながる可能性がある。 (4)CBDにばく露した動物の研究では、雄或いはばく露させられた雌の子孫である雄において、雄の生殖毒性あるいは生殖障害が報告されている。 2. CBDはあなたが気づき得る副作用を引き起こす可能性がある。これらの副作用は、CBDを中止、又は使用量を減らせば改善されるべきものである。 (1)注意力の変化。傾眠(眠気)として最もよく経験される。 (2)胃腸障害。下痢及び/又は食欲低下として最もよく経験される。 (3)気分の変化。過敏及び興奮として最もよく経験される。 3. 我々がまさに知らない、CBDについての多くの重要な側面には、次のようなものがある。 (1)ある期間継続的に、毎日CBDを摂取するとどうなるか？ (2)CBDに関連付けられている既知のリスクを引き起こす摂取レベルは？ (3)摂取方法の違い(例:経口摂取、局部的外用、喫煙又は吸入)は、摂取量に影響を与えるか？ (4)発達中の脳に対するCBDの影響は？(例:CBDを摂取する小児に対して) (5)発育中の胎児或いは母乳を与えられている新生児に対してのCBDの影響は何か？ (6)CBDはハーブやその他の植物性原料と相互作用するか？ (7)動物での研究において報告されているように、CBDはヒト男性の生殖毒性を引き起こすか。 II. 科学、安全性及び品質についての未回答である疑問 III. 証明されていない医学的効能、安全でない製造慣行 IV. 規制枠組みの評価 詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・CBDを含む大麻及び大麻由来製品のFDA規制 https://www.fda.gov/news-events/public-health-focus/fda-regulation-cannabis-and-cannabis-derived-products-including-cannabidiol-cbd ・妊娠中又は母乳育児中にCBDを含む大麻を使用することについて知っておくべきこと https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/what-you-should-know-about-using-cannabis-including-cbd-when-pregnant-or-breastfeeding |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源（公的機関） | 米国/食品医薬品庁（FDA） |
| 情報源（報道） | 米国食品医薬品庁（FDA） |
| URL | https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/what-you-need-know-and-what-were-working-find-out-about-products-containing-cannabis-or-cannabis |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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