食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05710740161 |
タイトル | 英国毒性委員会(COT)、妊婦におけるショウガサプリメント使用の安全性に関する最新のペーパーを公表 |
資料日付 | 2021年10月29日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 英国毒性委員会(COT)は10月、妊婦におけるショウガサプリメント使用の安全性に関する最新のペーパーを公表した。概要は以下のとおり。 当該ペーパーは議論用の素案であり、COTの最終的な意見を反映したものではないことから、引用禁止である。 1. 初めに 母体のための食事に関する現在のプログラムに関する作業の一環として、COTは、妊娠時期における食品サプリメントの使用を取り上げた。妊娠中に広く使用されるショウガサプリメントに関するレビューを行ったディスカッションペーパー(本ディスカッションペーパー:TOX/2025/51)が提示された。 妊娠中に使用されているショウガサプリメントは、管轄当局により公式に推奨されていないが、事例的なエビデンスや、種々の便益があるとする非公式な情報源が使用を促進した。 レビューの対象は、英国医薬品医療製品規制庁(MHRA)が管轄する伝統的な生薬(traditional herbal medicines)と見なさるものではなく、食品法で規制されるハーブ食品サプリメントに限定された。当該レビューを受け、COTは、ショウガに関しては更なる調査が必要であるという点で合意し、ヒト、動物及びin vitroのデータが入手可能であることを確認した。 2021年5月、COTは、妊婦及び授乳婦におけるショウガ及びショウガサプリメントの考えられる影響について取り上げた(TOX/2021/26)。 2. 「結論」から抜粋 ショウガサプリメントは、つわりの軽減を意図した自然の代替品を求める人たちにより「安全である」と考えられている。しかし、一部の有害な影響が報告されており、この分野における安全性試験はほとんど実施されていない。 妊婦におけるショウガの使用に関する安全性及び毒性学上の入手可能な情報が欠如していることから、完全なリスク判定は困難である。入手可能な試験からは、ショウガへのばく露は雌の動物においてホルモン量に影響する可能性があり、その結果、生殖及び受胎が干渉され、初期胚喪失等に繋がると考えられる。 さらに、ショウガへの子宮内ばく露又は授乳期におけるショウガばく露は、雄の動物のホルモン量及び精子形成に間接的に影響することが示唆されている。これらは限定的な研究に基づくものであり、一部の著者はショウガの作用機序に関する推測を行ったが、まだ完全には解明されていない。ヒトでの疫学研究からは同様の影響は報告されておらず、ヒトにおけるショウガへの子宮内ばく露の影響は不明である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
URL | https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2021-10/TOX-2021-51%20Ginger%20Update_0.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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