食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05710720149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのガラクトオリゴ糖の使用拡張の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月27日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのガラクトオリゴ糖の使用拡張の安全性に関する科学的意見書を公表した(9月14日採択、PDF版13ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2021.6844)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養、新食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのガラクトオリゴ糖(GOS)の使用拡張について科学的意見を表明するよう求められた。
 当該新食品は、β-グリコシド結合を介して末端グルコースに結合した多様なガラクトシル残基から構成されるGOSを、57% w/w GOS(w/w乾燥重量)以上の濃度において含有するシロップであり、さらに、ラクトース及びラクトース構成モノマー(ガラクトース及びグルコース)も含有される。当該新食品は認可済みであり、新食品の連合リスト収載されており、連合リスト収載と同一の製造プロセスに従い製造される。本申請に対しては、乳菓子(dairy confectionary)、チーズ、プロセスチーズ、バター、スプレッドに用いられる食品成分としての使用拡張に関する評価に限定される。
 要求された使用拡張に由来する総GOS摂取量は、現認可の使用と比較して、最高95パーセンタイルでは10 - 30%増加する。最高平均(8.7 - 22.0 g/日)における総摂取量は、成人の正常な便通を確保するために設定された食物繊維に対する適切摂取量(adequate intake (AI))である25 g/日を下回るが、最高95パーセンタイル(27.2 - 41.6g /日)では当該AIを超過する。
 食品サプリメントとしての最大使用量が、提案及び認可された全食品カテゴリーに由来する合計摂取量に追加されると、最高95パーセンタイルでは、総摂取量は最高で58 g GOS/日と推定される。最高摂取量が、食物繊維に対するAIを超過する可能性はあるが、食物繊維の許容上限摂取量は設定されておらず、一過性の胃腸症状のみが繊維の大量摂取と関連する可能性がある。
 NDAパネルは、57%以上のGOS乾燥物(dry matter)、乳糖及び関連する糖類から構成される当該新食品は、提案された使用拡張の下で安全であると結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6844
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。