食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05710430149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非標的飼料中の24種類の抗菌活性物質の交差汚染の最大レベル(Maximum level)(パート1:方法論、全般的データギャップ及び不確実性)に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年10月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月26日、非標的飼料中の24種類の抗菌活性物質の交差汚染の最大レベル(Maximum level)(パート1:方法論、全般的データギャップ及び不確実性)に関する科学的意見書(57ページ、2021年9月15日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会はEFSAに対し、欧州医薬品庁(EMA)と共同で、食料生産動物に用いる非標的飼料中の交差汚染(※訳注)の結果生じる抗菌性物質について、その濃度を下回れば、ヒト及び動物の衛生に関連する微生物因子の薬剤耐性の出現及び/又は選択に影響を与えないであろう特定の濃度、また成長促進/収量増加効果をもたらし得る抗菌性物質のレベルについて評価するよう要請した。
 評価は、当該委任事項で指定された24種類の抗菌活性物質について行われた。本科学的意見書では、使用された方法論、関連する主なデータギャップ及び不確実性について述べている。薬剤耐性の出現及び/又は選択をもたらさない非標的飼料中の抗菌性物質レベルを推定するため、一つのモデルが開発された。この「飼料薬剤耐性選択濃度(FARSC: Feed Antimicrobial Resistance Selection Concentration)」モデルは、最小選択濃度(MSC: Minimal Selective Concentration)、また最も感受性の高い細菌種のMSCが得られない場合においては予測MSC(PMSC: Predicted MSC)、大腸又はルーメン内の微生物がばく露され得る抗菌性物質用量の割合(薬物動態パラメータを考慮)、1日の糞便排泄量又はルーメンの容量及び1日の飼料摂取量に基づいている。現在、データ不足のため、いくつかの抗菌性物質及び動物種についてPMSC及び/又はFARSCの設定ができない。
 成長促進に関する作業のため、広範な文献検索によるデータが用いられた。抗菌性物質の系統でグループ化された様々な物質の具体的な評価は、個別の科学的意見書で取り扱っている。(本意見書では)全般的な結論及び助言が提示された。
(※訳注)非標的飼料とは、医薬品添加飼料かどうかに関わらず、特定の活性物質を含有することを意図していない飼料を指す。交差汚染は、ミキサー、保管施設又は輸送手段など、同じ生産及び加工設備が異なる成分の飼料に使用される場合、その製造、加工、保管又は輸送中に発生する可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6852
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