食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05710100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、人工甘味料の環境への潜在的影響に関するデータのレビュー及び統合に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月27日、人工甘味料の環境への潜在的影響に関するデータのレビュー及び統合に関する外部委託機関(※訳注)の科学的意見書(2019年1月15日承認、127ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2021.EN6918)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、特定の甘味料の再評価に関するエビデンスベースのリスク評価を実施している。この作業の目的は、EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)が認可された食品添加物の安全性に関する結論を出すのを支援するために、EFSAが行う準備作業の一部として、人工甘味料の使用に関連する環境リスクに関する情報が確実に特定されるようにすることであった。
 この再評価過程において、甘味料として使用される以下の物質が検討された。アセスルファム-K(acesulfame-K)(E 950)、アスパルテーム-アセスルファム塩(salt of aspartame-acesulfame)(E 962)、 スクラロース(sucralose)(E 955)、サッカリン(E 954)、 タウマチン(thaumatin)(E 957)、ネオヘスペリジンDC(neohesperidine DC)(E 959)、ネオテーム(neotame)(E 961)、シクラメート(cyclamates)(E 952)、及びポリオール類甘味料((ソルビトール(sorbitols)(E 420)、マンニトール(mannitol)(E 421)、イソマルト(isomalt) (E 953)、マルチトール(maltitols)(E 965)、ラクチトール(lactitol)(E 966)、キシリトール(xylitol)(E 967) 及びエリスリトール(erythritol)(E 968))。
 データは系統的レビュー法を使用して照合された。全般的に、特定されたデータは特にネオヘスペリジンDC、ネオテーム、タウマチン及びポリオール類甘味料に関しては限られていた。しかしながら、環境中のそれらの物質の広範な存在を示唆するエビデンスも限られていた。アセスルファム-K、スクラロース、シクラメート及びサッカリンに関して、地表水、地下水、沿岸及び海洋水中のこれらの甘味料の広範な分布を示す複数の研究が特定された。飲用水(水道水)、雨水及び大気のサンプル中にこれらの物質の存在を示す研究もある。しかしながら、これらの甘味料は、少なくとも現在観察される環境濃度で、水生種に対して高い毒性があるとは思われない。
 アスパルテーム-アセスルファム塩は規制上のレビュー過程の特定された焦点ではないが、人体及び環境中で構成する二つの甘味料に容易に解離するため、このレビュー過程でアスパルテームも検討した。アスパルテームが水生種に対して毒性があることを示唆するいくつかのエビデンスがあるものの、環境中で懸念されるレベルでは検出されない。
(※訳注)外部委託機関:英国ハートフォードシャー大学(University of Hertfordshire
, UK)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6918
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