食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05700220314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ナノ農薬によるヒトの健康リスク評価の包括的な枠組みについての見解を紹介 |
資料日付 | 2021年10月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、ナノ農薬によるヒトの健康リスク評価の包括的な枠組みについての見解を紹介した。概要は以下のとおり。 ナノ農薬は、研究開発が進められているだけではなく、市場にも登場し始めている。産業界及び規制当局は、ヒトの健康リスク評価に関する強固かつ包括的な枠組み及びガイダンスを必要とする。 本見解において、著者らは、関連する種類の製品に由来する2件のケーススタディーを吟味することで、そのような包括的な枠組みを論じている。一つは、ナノキャリア・システムを用いてもたらされる有効成分であり、もう一つは、有効成分としてのナノの粒子である。 ナノキャリア・システムついては、評価において以下の3件の実体が追跡された。 ナノキャリア - 有効成分の複合体、有効成分が完全に放出された後に残存するの空のナノキャリア、放出された有効成分。 純粋な有効成分としてのナノ粒子については、ナノ粒子及び放出されたイオンの2件の実体みが関連する。 本見解では、関連するナノ農薬の実体を決定するため、また、それらの毒性試験に関する濃度を確定させるために、農薬に関する現行の枠組みに対して重要となる適合策が提案されている。ナノ農薬性質に応じて、生物学的媒体における耐久性や生物学的障壁を越える可能性に関する要件等、追加のデータ要件も特定された。 総じて、著者らの枠組みは、ヒトの健康リスク評価のための段階的アプローチを提案しており、本アプローチは、多様なナノ農薬製品に適用可能であり、ナノ農薬の提案に関して情報に基づく意思決定を行う際、規制当局及び産業界をサポートできる。現在の知識のギャップ分析と共に、既存の基準(利用可能な場合)への言及を含め、適切な手法の概要が提示されている。著者らの研究は、ナノ農薬の評価に関して規制機関が許容する、調和のとれた(harmonized)アプローチへ向けた重要な一歩であると結ばれている。 本見解は nature nanotechnology に公表された(2021年9月13日、https://www.nature.com/articles/s41565-021-00964-7)。著者のうち2人はBfR関係者である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | https://www.bfr.bund.de/en/comprehensive_framework_for_human_health_risk_assessment_of_nanopesticides-285339.html |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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