食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05700190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分のシロイチモジヨトウのマルチカプシド核多角体病ウイルスの農薬リスク評価に関するピアレビューの結論を公表
資料日付 2021年10月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月18日、有効成分のシロイチモジヨトウのマルチカプシド核多角体病ウイルス(Spodoptera exigua multicapsid nucleopolyhedrovirus (SeMNPV))の農薬リスク評価に関するピアレビューの結論(2021年9月15日承認、16ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6848)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該有効成分は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第7条の規定に従って、2018年5月、報告担当加盟国(RMS)スペインがAndermatt Biocontrol Suisse社から認可を求める申請書を受理した新たな有効成分である。
 当該有効成分に関するドシエの最初の評価は、評価報告書案(DAR)においてRMSから提出され、その後規則(EC) No 1107/2009第12条の規定に従って、RMSの評価報告書に関する農薬リスク評価のピアレビューがEFSAにより実施された。以下の結論が導出された。
 EUレベルで提案された、こしょう及び葉菜類(レタス)への殺虫剤としての代表的な用途に従った当該有効成分の使用(ほ場、温室及び大型のトンネル状のハウスにおける葉部への噴霧施用)は、標的のシロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)に対する殺虫剤としての十分な有効性がある。
 データパッケージの評価では、当該微生物の同一性(identity)/生物学的特性/代表的な調製品の物理的及び科学的特性に関する重要な懸念領域として含まれる必要がある課題はなかった。
 哺乳類毒性の領域において、データギャップ及び懸念領域はない。安全使用の長い経験及びEFSAの安全性適格推定(QPS)へのバキュロウイルス科の2009年以降の収載に裏付けられた様々なバキュロウイルスを使用して実施した広範囲の試験において、ヒトの健康への有害影響は報告されていない。
 残留物の領域において、消費者リスク評価が確定され、現在の知識体系に基づき消費者の食事性ばく露を介した健康リスクは示さなかった。
 環境における当該有効成分の分解と挙動に関する利用可能な情報は、評価された代表的な使用に関する環境ばく露を評価するのに十分であると考えられた。
 ほ場及び大型のトンネル状のハウスにおける代表的な使用に関するミツバチ、その幼虫、ミツバチ以外の標的外の節足動物への感染性及び病原性の可能性に関する十分な情報は提供されなかった(そのため確定されなかった問題に繋がっている)。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6848
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