食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05690460104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、BrightFarmsブランドの容器入り野菜サラダに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2021年10月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は10月6日、BrightFarmsブランドの容器入り野菜サラダに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 当該集団感染は終息した。汚染した食品の喫食により病気にならないよう、食品のリコールや集団感染の最新情報を常に把握しておくこと。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるSalmonella Typhimurium集団感染症について調査を行った。疫学、検査及び遡及調査のデータによって、BrightFarmsブランドの容器入り野菜サラダが病因となったことが示された。
3. 10月6日時点で、本集団感染症は終息している。
4. 当該S. Typhimurium集団感染株の感染者計31人が4州(イリノイ州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ミシガン州)から報告された。発症日は2021年6月10日から8月18日までであった。患者の年齢は1歳未満から86歳、年齢中央値は44歳であり、60 %が女性であった。4人が入院し、死亡者の報告はなかった。
5. 州の衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行い、顧客カードの記録を収集し、購入した商品を特定した。聞き取り調査を受けた27人のうちの26人(96 %)が葉物野菜を喫食したと報告した。その26人のうちの22人(85 %)が容器入りのサラダを喫食したと報告した。
6. 聞き取り調査のデータ及び顧客カード記録により、15人が、Sunny Crunch、50/50 Spring & Spinach、Harvest Crunch及びButter Crisp等、様々なBrightFarmsブランドの容器入りサラダを、発症前に喫食又は購入したことが示された。FDAは遡及調査を実施し、患者が購入した当該容器入り野菜サラダの供給元とみられるイリノイ州ロシェルにあるBrightFarms温室農場を特定した。
7. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。
8. FDAはイリノイ州ロシェルにあるBrightFarms温室農場を訪れ検体を収集した。調査員は、BrightFarms社がレタスを栽培している屋内貯水槽(indoor pond)の1か所で別のサルモネラ菌株(S. Liverpool)を確認した。PulseNet(訳注:食品由来疾患原因細菌の分子サブタイピングネットワーク)では、S. Liverpool株による患者を確認できなかった。FDAはまた、農場の横にある屋外の雨水排水池でS. Typhimuriumの当該集団感染株を確認した。しかし、調査員はこの池がどのように汚染されたかを明らかにすることはできなかった。
9. CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験では、患者4人の検体(由来細菌)は薬剤耐性を示さなかった。患者30人の検体由来の細菌のWGSでは、いずれの薬剤耐性も予測されなかった。1人の検体ではアンピシリンへの耐性が予測された。サルモネラ症のほとんどの人は抗菌性物質なしで回復する。しかし、抗菌性物質が必要な場合でも、当該耐性は多くの人の治療に使用される抗菌性物質の選択に影響を与える可能性は低い。
10. 2021年7月15日、BrightFarms社は、イリノイ州ロシェルにある温室農場で製造された容器入り野菜サラダをリコールした。7月21日、同社は、リコール対象製品が供給された州にミシガン州を追加した。7月28日、同社は、屋内貯水槽でサルモネラ属菌が確認された後、Baby Spinach製品をリコール対象に追加した。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium-07-21/index.html
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