食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05680520160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、薬剤耐性に関する消費者意識調査結果を公表
資料日付 2021年8月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は8月26日、薬剤耐性(antimicrobial resistance:AMR)に関する消費者意識調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 薬剤耐性に関する英国の国家行動計画の一環として、FSAは消費者の認識及び理解に関わる科学的根拠基盤の改善のための取り組みを行っている。2016年及び2019年に消費者調査を実施しており、現在の(消費者の)意見や意識を把握し、経時的な変化を確認するために2021年にも同様の調査を行った。
 当該調査は、英国の成人のインターネット人口を代表するサンプルとして、英国在住の2
,555人(16~75歳)を対象に行われた。当該調査は、2016年及び2019年に見られた消費者のAMRに対する認知度及び動向の変化を理解することを意図しており、同期間の調査と重なる部分がある。スコットランド食品基準局(FSS)に十分なデータを提供するため、スコットランドにおけるサンプル数が増加された。
 以下の結果が得られた。
・薬剤耐性という言葉を知っている人の割合は、3分の1以下の26%、AMRという略語を知っている人の割合は僅か11%であった。
・薬剤耐性の認知度は2016年の16%から大幅に高まった(10%増)。しかし「AMR」の認知度は、引き続き11%であった。
・「antimicrobial resistance(薬剤耐性)」と「antibiotic resistance(抗生物質耐性)」の違いを明確に言える人はごく僅かであった。
・抗生物質を過剰に利用する人たちによってもたらされるAMRを懸念する人の割合は65%(約3分の2)で、2019年の71%及び2016年の72%から減少した。フードチェーン内のAMRを懸念する人の割合はより少なく、58%であった。これは2016年(62%)時点からは減少しているものの、2019年(55%)以降ではやや増加した。
・薬剤耐性/抗生物質耐性細菌のヒト感染の増加への最大の寄与は、医師及び患者によるこれら薬剤の過剰使用であると感じている人の割合は、ほぼ5人に2人(39%)であった。
・欧州連合(EU)から輸入される食品又は英国産の食品に由来するAMRリスクを懸念する人の割合は、EU域外から輸入される食品に対する懸念と比べ、僅かに少なかった(それぞれ51%、48%及び58%)。しかし、この傾向は、食中毒に関する同様の質問においても見られることから、特定のAMRへの懸念ではなく、EU域外からの食品の安全性に関する一般的な懸念があるということを示唆している。
 報告書(24ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/amr-consumer-research-report.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/research-projects/amr-consumer-research-report
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