食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05661030208 |
| タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品基準ニュース197号を公表 |
| 資料日付 | 2021年7月29日 |
| 分類１ | --未選択-- |
| 分類２ | --未選択-- |
| 概要（記事） | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は7月、食品基準ニュース197号を公表した。概要は以下のとおり。 1. 食品添加物としての二酸化チタンに関する情報募集 FSANZは、欧州食品安全機関(EFSA)による最新の安全性評価が発表されたことを受けて、食品添加物としての二酸化チタンの使用を見直している。EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」は、一般毒性に関する証拠は決定的ではないものの、二酸化チタンはもはや食品添加物として安全であるとは言えないと結論付けた。 二酸化チタンは現在、オーストラリア、ニュージーランドをはじめとする多くの国で、食品添加物としての使用が認められている。何十年にもわたって使用されており、主に食品の色や外観を向上させる目的で使用されている。FSANZは、独立した科学諮問グループと協議の上、EFSAの評価及び食品添加物としての二酸化チタンの安全性に関する既存のエビデンスの見直しを行っている。このレビューでは、オーストラリアとニュージーランドの消費者の健康と安全を守るために、何らかのアクションが必要かどうかを検討する。評価を行うために、食品に使用されている二酸化チタンの粒子径に関連する情報、食品添加物としての安全性に関する関連情報を関係者から求めている。 当該コンサルテーション文書は以下のURLから入手可能。 https://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodtech/Pages/titanium-dioxide-call-for-data.aspx 2. スポーツ食品に含まれる物質のデータ募集 スポーツ食品は、スポーツをする人が特定の栄養やパフォーマンスの目標を達成するのを支援するために作られた「特別な目的」のための食品である。これらの食品を対象とした基準2.9.4「調整補完スポーツ食品(Formulated Supplementary Sports Foods)」は、約20年間見直しが行われていない。それ以来、スポーツ食品市場は大きく成長し、製品の多様性や新しい製品カテゴリーが増えてきた。現在、規格全体の見直しを行っており、重要な初期段階となる今回のデータ募集は、特にスポーツ食品の成分に焦点を当てている。 詳細な情報は以下のURLから入手可能。 https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/Pages/Call-for-data-on-substances-used-in-contemporary-sports-foods.aspx 3. ニュージーランドがパンへの葉酸添加を義務化 ニュージーランド政府は7月、パンに使用する小麦粉は2023年半ばから葉酸を強化しなければならないと発表した。ニュージーランドでは2014年より、パンへの葉酸添加のガイドラインを定めた自主規定を設けている。2009年、オーストラリアは同様にパン製品への葉酸の強化を義務化し、その結果、先住民族の神経管欠損症が74％減少した。ニュージーランド政府は、パンへの葉酸強化を義務化することで、今後30年間で162〜240件の神経管欠損症を予防できると推定している。 詳細な情報は、ニュージーランド第一次産業省のウェブサイトで閲覧可能。 https://www.mpi.govt.nz/food-safety-home/nutrients-added-food/folate-and-the-addition-of-folic-acid-to-food/ 4. オーストラリア全国フードシステム・サミット・ダイアログ オーストラリアは2021年9月、国連の「フードシステム・サミット」に参加する。このサミットには、科学、ビジネス、政治、医療、学術の分野からの主要関係者に加え、農業従事者、先住民、青少年団体、消費者団体、環境団体等が参加する。その目的は、世界のフードシステムに具体的かつ前向きな変化をもたらすことである。農水環境省(DAWE)は、サミットへの情報提供のため、一連のウェビナー「オーストラリア全国フードシステム・サミット・ダイアログ」を開催する。次回、最終回のウェビナーは2021年8月4日に開催され、オーストラリアのフード・システムにおける先住民の観点(Indigenous perspectives)に焦点を当てる。 詳細な情報は以下のURLから入手可能。 https://haveyoursay.awe.gov.au/food-systems-summit-2021 5. 英国の国家食糧戦略 英国は7月、政府が第三者機関に委託した、英国食糧システムに対するレビュー、「国家食糧戦略パート2」を発表した。2020年7月に発表された「同戦略パート1」では、Covid-19のパンデミックがフードシステムに与えた影響と、その後の国民への影響について考察した。パート2では、フードシステムの仕組み、ヒトや環境の健康への影響、今後必要となる可能性のある介入について深く掘り下げている。世界中の国々は、将来の機会と課題への対処に備えるため、これらのような重要となる問題への考察を深めている。 当該報告書は、英国食品基準局のウェブサイトで閲覧可能。 https://www.nationalfoodstrategy.org/ 6. パブリックコメント募集(3件) 7. 官報(4件) 8. 食品リコール(2件) |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源（公的機関） | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
| 情報源（報道） | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
| URL | https://mailchi.mp/1bb1fbebc09f/food-standards-news-june-1299938?e=%5bUNIQID%5d |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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