食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05660500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物衛生法のカテゴリーA疾病(豚熱)の管理措置の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年7月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月21日、動物衛生法のカテゴリーA疾病(豚熱)の管理措置の評価に関する科学的意見書(83ページ、2021年6月23日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、欧州委員会から動物伝染病(transmissible animal diseases)に関する規則(EU) 2016/429(「動物衛生法」)に基づくカテゴリーAリストに含まれる疾病(※訳注)に対する複数の管理措置の有効性の評価の要請を受けた。本意見書はこれら評価予定の管理措置に関する一連の意見書の一つであり、豚熱(CSF: Classical swine fever)に対する管理措置の評価を対象としている。
 本意見書では、以下の項目の有効性に関し、EFSA及び動物衛生及び動物福祉に関する科学パネル(AHAWパネル)の専門家によるレビューが行われた。(i)臨床及び検査機関のサンプリング手順、(ii)モニタリング期間、(iii)保護及び監視区域の最小半径、並びにこれらの区域で措置を適用すべき最短期間。この一連の意見書に用いられる一般的な方法論は別に公表されているが、本意見書では、これらの案件に回答するために用いたモデルの詳細並びに保護及び監視区域の最小半径の評価に用いた伝播カーネル(transmission kernel)について提示している。これらの評価しなければならなかった管理措置のための複数のシナリオは、評価開始に先立って設計され、合意された。
 本意見書では、いくつかのサンプリング手順の有効性を高める方法に関する複数の提言が示されている。ウイルスの侵入からCSFの疑いが報告されるまでの平均期間に基づくと、現在のモニタリング期間は有効でない(non-effective)と評価された。同様に、保護及び監視区域における措置の長さは、保護区域においては15日から25日へ、監視区域においては30日から40日へ延長するよう提言された。最後に、既存のCSFのカーネルの分析により、感染施設からの伝播が起こった場合、その感染の99%は保護区域及び監視区域の半径内に含まれることが示唆された。
 評価されたシナリオごとに示された提言は、欧州委員会がCSFに関連した今後の法案を起草する際、また、妥当な臨時要請を行うための支援を目的としている。
(※訳注)同規則第9条第1項(a)で言及される、欧州連合(EU)内で通常発生せず、検出され次第直ちに根絶措置を実施しなければならないとする疾病。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6707
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