食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05660140108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、新規の殺線虫剤有効成分フルアザインドリジンの登録を提案
資料日付 2021年7月23日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は7月23日、新規の殺線虫剤有効成分フルアザインドリジン(fluazaindolizine)の登録を提案した。概要は以下のとおり
 フルアザインドリジンは、スルホンアミド殺線虫剤であり、耐性管理及び総合的病虫害管理(integrated pest management)プログラムで役割を果たし、殺線虫剤耐性の更なる進行を遅らせるのに役立つと、EPAは期待している。
 フルアザインドリジンの提案された用途には、ニンジン及びウリ科の野菜、並びに特定の果菜、塊茎及び球茎の野菜が含まれる。その他の使用場所には、殺線虫剤の適用から1年以内に結実しない特定のその他の作物が含まれる:かんきつ類の果実、核果類の果実、ナッツ(木の実)及びつる性小果樹の果実(果皮に毛じのあるキウイフルーツを除く)。
 フルアザインドリジンのヒト健康及び生態学的ハザードプロファイルにより、登録済の代替品と比較した場合、提案された全ての用途に対してリスクが低減された代替品であることが示されている。
 堅牢な科学的評価の実施後、EPAは、ヒトに懸念されるリスクがないと結論付けた。生態学的リスク評価では、非リスト(すなわち、絶滅危惧種ではない)魚類、水生無脊椎動物、植物及び鳥類に懸念されるリスクがないことが示された。
 使用場所の近くのほ乳動物及びミツバチに対してリスクが確認されている。これらのリスクは、土壌混和及び散布施用に強制的な散布ドリフト制限を要求するラベルの説明書によって軽減される。
 EPAは、当該登録過程の早い段階で分析を行い、低減策を講じること等、絶滅危惧種の保護を前進させるよう取り組んでいる。リストされた生物種(つまり、絶滅危惧種)について、EPAは、生息地、捕食、あるいは花粉媒介を、陸生生物に依存しない魚類、水生無脊椎動物及び水生植物に対して影響を与えないと判断した。
 EPAは、リストされた鳥類(は虫類及び両生類を含む)、ほ乳動物、陸生無脊椎動物及び陸生植物、又は陸生生物に依存するリストされた水生種の影響についての判断を下していないが、陸生種への潜在的なばく露を低減するための低減策を追加した。 EPAは、当該低減策が、生息地、捕食、あるいは花粉媒介を陸生生物に依存しているグループへの潜在的なリスクも低減する可能性があると期待している。提案されている低減策には、強制的な散布ドリフトに関する文言、上部からの化学溶液かんがい(overhead chemigation)の禁止、植被下の土壌へのフルアザインドリジンの適用、及び機械的手段又は水による土壌への強制的な取り込みが含まれる。
 意見募集期間は15日間である。関連文書は以下のURLから、docket番号「EPA-HQ-OPP-2020-0065」を検索して入手可能。
https://www.regulations.gov/
 「フルアザインドリジン:新規有効成分のヒト健康リスク評価」(113ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://downloads.regulations.gov/EPA-HQ-OPP-2020-0065-0018/content.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/pesticides/epa-proposes-registration-new-nematicide-active-ingredient
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