食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05650520294 |
| タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/5/22~2021/6/22)を公表(豚インフルエンザウイルス) |
| 資料日付 | 2021年7月7日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は7月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/5/22~2021/6/22)を公表した(7ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・豚インフルエンザA(H1)変異型ウイルス(A(H1)v)による感染状況 (1)2021年5月27日、米国は、インフルエンザA(H1N2)vウイルスの感染ヒト症例1例の検出を報告した。2021年3月24日、オハイオ州の18歳未満の小児がインフルエンザ様疾患を発症した。3月31日、当該患者は医療機関を受診し、インフルエンザ検査のために呼吸器検体が採取された。 オハイオ州保健局で実施されたリアルタイムRT-PCR検査では、亜型分類不能であるインフルエンザAウイルス感染であることが示された。検体は、更なる検査のために5月20日に米国疾病管理予防センター(CDC)のインフルエンザ部門に転送された。 CDCのインフルエンザ部門は、5月25日にゲノム配列分析によってA(H1N2)vウイルス感染を確認した。配列分析により、現在米国で流行している豚インフルエンザウイルスとの高度な遺伝的類似性が示された。ウイルスは検体から分離され、更なる特性評価が進行中である。感染源の遡及調査により、当該小児は豚がいる農場に居住していることが明らかになった。当該患者は入院せずに回復した。当該患者に関連したヒトからヒトへの伝播は確認されていない。 (2)加えて、前回のリスク評価以降、米国でインフルエンザA(H1N1)vの感染ヒト症例1例が検出された。アイオワ州の成人1人が2021年4月8日に発症し、4月10日に医療機関を受診した。CDCでの検査により、A(H1N1)vウイルスが確認された。当該症例は、豚がいる農場で働いており、入院せずに回復した。本件に関連して、ヒトからヒトへの伝播は確認されなかった。 (3)2021年6月7日、台湾疾病管理センター(TCDC)はWHOに1件のインフルエンザA(H1N2)vウイルスのヒト感染を通知した。当該症例は台湾中部の5歳女児である。当該患者は2021年3月12日に咳及び鼻汁の症状を呈し、3月13日に発熱し、3月14日に治療を求めた。検体が採取され、インフルエンザAの検査で陽性であった。当該患者はオセルタミビルを投与され、入院せずに回復した。確認された検体は、病院の検査室では亜型分類不能なインフルエンザAウイルスであり、TCDCに送られ、4月5日にインフルエンザA(H1N2)vと確認された。アデノウイルス、RSウイルス、SARS-CoV-2、エンテロウイルス及びライノウイルス等の他の呼吸器病原体の検査も実施されたが、陰性であった。当該症例には、症例の家族が経営する畜産農場由来の豚へのばく露歴があった。当該症例には旅行歴はない。疫学調査を通じて、6人の濃厚接触者が特定された。そのうち、3人はインフルエンザ様の症状を示した。検体が採収されたが、それら検体のいずれもインフルエンザA(H1N2)vに対して陽性ではなかった。家族が経営する畜産農場の豚から収集された検体も、インフルエンザA(H1N2)ウイルスの検査で陰性であった。 ・豚インフルエンザA(H3)変異型ウイルス(A(H3)v)による感染状況 (1)2021年6月17日、カナダはインフルエンザA(H3N2)vウイルスの感染ヒト症例1例の検出を報告した。当該ウイルスは、マニトバ州の18歳未満の小児から2021年6月上旬に発症した直後に採取された検体で、国立微生物研究所(NML)が実施したゲノム配列解析によって確認された。報告時点で、コミュニティにおける疫学、動物衛生及びウイルス学的調査が進行中であった。予備調査により、当該症例及び家族は豚と直接接触していないが、多くの養豚場が存在する農村地域に居住していることが明らかになった。当該症例の世帯の接触者から、他のインフルエンザ様疾患の症例は報告されていない。ヘマグルチニン(HA)及びノイラミニダーゼ(NA)遺伝子セグメントの配列解析により、それらが近年マニトバ州で分離された豚インフルエンザA(H3N2)ウイルス由来のものと近縁であることが示された。その後、当該症例は回復した。 リスク評価: (1)豚インフルエンザウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚の間で流行している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は、感染した豚あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されている。ヒトでの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。 (2)豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性 現在のエビデンスでは、これらのウイルスがヒトの間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、その可能性は低い。 当該報告書のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。 https://cdn.who.int/media/docs/default-source/influenza/human-animal-interface-risk-assessments/influenza_summary_ira_ha_interface_june_2021.pdf |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
| 情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
| URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-22-june-2021 |
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