食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05640470149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)新食品としてのUV処理パン酵母の用途拡張の安全性を評価した科学的意見書を公表
資料日付 2021年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月30日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのUV処理パン酵母の用途拡張の安全性を評価した科学的意見書を公表した(4月28日採択、PDF版13ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2021.6602)。概要は以下のとおり。
 2014年、EFSAの栄養、新食品及び食品アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、最大3.5 Mio IU/100gのビタミンDを含有するUV処理されたパン酵母は、酵母発酵ブレッド、ロールパン、ベーカリー製品、及び、食品サプリメントへの使用に対して提案された条件下において安全であると結論した。
 当該新食品は、エルゴステロールからビタミンD2(エルゴカルシフェロール)への変換を誘導するためにUV処理されたパン酵母(Saccharomyces cerevisiae)である。濃縮酵母中のビタミンD2含有量は、800
,000IUから3
,500
,000IUビタミンD/100g(200-875μg/g)の範囲で変動する。処理工程により、酵母は不活性化され得る。濃縮酵母は、(ビタミンDの)上限値(upper level (UL))を超過しないように通常のパン酵母と混合された後に、ホームベーキング用に生酵母あるいは乾燥酵母として包装される。
 欧州委員会からの要請を受け、NDAパネルは、規制(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのUV処理パン酵母の用途拡張申請に関し、科学的意見を表明するよう求められた。
 本用途拡張申請において、申請者は、広範囲の食品カテゴリーに当該新食品を添加することを提案した。NDAパネルは、提案された用途及び最大用量に基づき、当該新食品に由来するビタミンDへの潜在的ばく露量、及び、バックグラウンドにある食生活や食品サプリメントに由来するばく露量も含まれるビタミンDへの潜在的混合ばく露量を推定した。NDAパネルは、バックグラウンドにある食生活(食品サプリメントを含む)に由来するビタミンDの95パーセンタイル最高推定値と提案された用途及び最大用量における当該新食品に由来するビタミンDの95パーセンタイル最高推定値を積算した場合、4~10歳の子供を含む年齢層では、上限値を4%超過した点に留意する。しかしながら、申請者がFoodEx2レベル2の34食品カテゴリーを当該新食品添加対象として提案した点を考慮して、当該新食品由来ビタミンDの潜在的摂取量推定のために、高度に控えめな(highly conservative)アプローチをとった点にも留意する。
 以上の考察から、4~10歳の子供において、ULを超過する可能性は極めて低いと考えられる。NDAパネルは、当該新食品は提案された使用条件下において、安全であると結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6602
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