食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05640330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、加熱調理済み冷凍エビに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表
資料日付 2021年6月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月25日、加熱調理済み冷凍エビに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるSalmonella Weltevreden集団感染症について調査を行うため、様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学、検査及び遡及調査のデータによって、Avanti Frozen Foods社によって供給された加熱調理済み冷凍エビがサルモネラ属菌に汚染されており、病因となったことが示されている。
3.2021年6月25日の時点で、当該S. Weltevreden集団感染株の感染者計6人が2州(ネバダ州、アリゾナ州)から報告されている。発症日は2021年2月26日から4月25日までである。患者の年齢は30歳から80歳、年齢中央値は56歳であり、66%が女性である。情報の得られた5人のうち、2人が入院した。死亡者の報告はない。
4.州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を受けた5人のうち、全員が発症前にエビを喫食したと報告した。
5. 当該集団感染は、Avanti Frozen Foods社のエビの検体が輸入時の試験のために収集され、その検体がS. Weltevredenで汚染されていることが確認された際に、FDAによって初めて検出された。PulseNet(訳注:食品由来疾患原因細菌の分子サブタイピングネットワーク)を用いて、調査官らは全ゲノムシークエンス解析(WGS)により当該集団感染者の一部である複数の人を特定した。WGSにより、エビ由来のサルモネラ属菌が患者由来の細菌と近縁であることが示された。
6. 患者由来の4検体から分離された細菌の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの薬剤耐性も予測されなかった。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が実施中である。
7. 2021年3月、輸入時にサルモネラ属菌汚染が判明したAvanti Frozen Foods社のエビの貨物は廃棄された。輸入警告アラート16-81にAvanti Frozen Foods社のエビが追加された。これによりFDAは、Salmonella属菌の存在を理由に物理的検査なしに輸入時点で製品を差し止めることが可能となった。6月25日、Avanti Frozen Foods社は加熱調理済み冷凍エビの追加のロットを、サルモネラ属菌汚染の可能性があるためリコールした。
8. CDCはAvanti Frozen Foods社によって供給されたリコール対象の加熱調理済み冷凍エビを喫食、販売又は提供しないよう勧告している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/weltevreden-06-21/index.html
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