食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05630630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、アトピー性皮膚炎発症リスク低減におけるホエイたん白質分離物及び濃縮物由来の特定のたん白質加水分解物から製造される乳児用調製乳の有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年6月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月16日、アトピー性皮膚炎発症リスク低減におけるSociete des Produits Nestle社製のホエイたん白質分離物及び濃縮物由来の特定のたん白質加水分解物から製造される乳児用調製乳の有効性に関する科学的意見書(2021年4月29日採択、16ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6603)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会はEFSAに対して、アレルギーの家族歴がある乳児におけるアトピー性皮膚炎の発症リスク低減におけるSociete des Produits Nestle社製のホエイたん白質分離物及び濃縮物由来の特定のたん白質加水分解物を含有する乳児用調製乳の有効性を評価するよう要請した。この要請は、欧州委員会委任規則(EU) 2016/127(※訳注)の規定に基づき同社が欧州委員会にドシエを提出したことを受けて行われた。 
 乳児用調製乳の原料となるたん白質加水分解物は、乳児用及びフォローオン調製乳の製造に適合したたん白質の供給源として同規則(EU)2016/127附属書I及びIIに収載されている。本意見書は、乳児用調製乳の栄養学的安全性及び適合性やたん白質加水分解物の製造において使用される食品酵素の安全性の評価を対象としない。
 EFSAの「栄養、新食品及び食品アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)は、強調される効果に関連して、評価対象の乳児用調製乳はペプチドの分子量分布に関して十分に特性評価されていないと考える。提出されたヒト介入試験から、アトピー性皮膚炎の発症リスクの低減における乳児用調製乳の有効性に関する結論は導出できなかった。NDAパネルは評価対象の乳児用調製乳の摂取とアレルギーの家族歴がある乳児におけるアトピー性皮膚炎の発症リスクの低減との間に因果関係は確立されなかったと結論付ける。
(※訳注)乳児用及びフォローオン調製乳に関する特定の成分及び情報要件、並びに乳児及び幼児の哺育に関する情報要件に関する欧州議会及び理事会規則(EU) No 609/2013を補足する欧州委員会委任規則(EU) No 2016/127)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6603
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