食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05630320294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/4/16~2021/5/21)を公表(鳥インフルエンザウイルス)
資料日付 2021年6月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は6月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/4/16~2021/5/21)を公表した(5ページ)。鳥インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。
・鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況
 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが引き続き検出されている。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況
 2021年4月25日に中国からインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染ヒト症例1例が報告された。当該症例は広東省の30歳女性で、2021年4月20日に発症し、所定のインフルエンザ様疾患(ILI)サーベイランスでインフルエンザA(H9N2)ウイルスが検出された。当該患者は軽症で、入院せず回復した。発症前の明確な生きた家きんへのばく露歴は報告されておらず、家族の間で更なる症例は検出されなかった。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きんあるいは汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの症例で軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 ヒトの症例クラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスは、当該ウイルスがヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことを示唆しているので、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://cdn.who.int/media/docs/default-source/influenza/human-animal-interface-risk-assessments/influenza_summary_ira_ha_interface_may_2021.pdf
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