食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05630310295
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/1/30~2021/4/15)を公表(豚インフルエンザウイルス)
資料日付 2021年4月27日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は4月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/1/30~2021/4/15)を公表した(7ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。
・豚インフルエンザA(H1N1)変異型ウイルス(A(H1N1)v)による感染状況
(1)2021年2月4日、デンマークは豚インフルエンザA(H1N1)vウイルスによるヒト感染症例1例をWHOに通知した。当該患者は基礎疾患のある73歳女性で、2021年1月19日に発症した。同月20日に入院し、26日に退院した。当該患者は近くに養豚場がある農村地域に居住しているが、発症前にはその養豚場に近寄ってはいなかった。近くの養豚場の豚に由来する検体は、全てインフルエンザウイルス陰性であった。デンマークで1月に検査された検体では、(当該患者以外の)ヒトの豚インフルエンザウイルス感染は検出されなかった。
 当該患者の検体の全ゲノムシークエンス解析により、一つを除く全ての遺伝子がインフルエンザA(H1N1)pdm09ウイルスに由来し、ブタで循環しているウイルスの遺伝子と最も類似していることが示された。残りの遺伝子は、avian-like A(H1N1)及びA(H1N2)豚インフルエンザウイルスと最も高い類似性を持っていた。全ての遺伝子が、季節性インフルエンザワクチンウイルスA/Brisbane/02/2018とは異なっていた。
(2)2021年3月24日、米国は豚インフルエンザA(H1N1)vウイルスによるヒト感染症例1例をWHOに通知した。当該患者はインフルエンザの重症化リスクを高める基礎疾患のない18歳以上の成人で、2020年11月17日にノースカロライナ州でインフルエンザ様疾患を発症した。感染源に関する遡及調査により、当該患者は豚と毎日接触する仕事に従事していたことが明らかになった。当該患者に関連したヒトからヒトへの伝播は確認されていない。当該患者は入院せず回復した。これは2020年に米国で収集された検体から確認された初めてのインフルエンザA(H1N1)vウイルスである。
・豚インフルエンザA(H3N2)変異型ウイルス(A(H3N2)v)による感染状況
(1)2021年4月9日、オーストラリアは豚インフルエンザA(H3N2)vウイルスによるヒト感染症例1例をWHOに通知した。当該ウイルスは南オーストラリア州の10歳男児の検体で検出された。当該患者は2021年1月26日に発症した。ヘマグルチニン(HA)及びノイラミニダーゼ(NA)遺伝子の配列決定及び系統学的解析により、当該ウイルスがA(H3N2)vウイルスであり、2018年にオーストラリアの1人のヒトに由来する検体で検出されたウイルスとほぼ同一であることが示された。これらのウイルスは両方とも、過去10年間にオーストラリア及び米国で検出された他の変異型豚インフルエンザウイルスと同一のグループに分類された。残りの内部遺伝子は、この遺伝子再集合ウイルスが生じる前に、ブタで過去に循環していたインフルエンザA(H1N1)pdm09ウイルスによってもたらされたものである。当該患者は回復しており、当該ウイルスへのばく露についての可能性のある原因は特定されなかった。
リスク評価:
(1)豚インフルエンザウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚の間で流行している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は、感染した動物あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されている。ヒトでの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2)豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 現在のエビデンスでは、これらのウイルスがヒトの間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://cdn.who.int/media/docs/default-source/influenza/human-animal-interface-risk-assessments/influenza_summary_ira_ha_interface_apr_2021.pdf

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