食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05630070164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、ドルトレヒト、パーペンドレヒト、スリードレヒトの菜園の作物に含まれるGenX、PFOA(パーフルオロオクタン酸)のリスク評価の見直しに関して公表
資料日付 2021年6月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は6月4日、ドルトレヒト、パーペンドレヒト、スリードレヒトの菜園の作物に含まれるGenX(ヘキサフルオロプロピレンオキシドダイマー酸)、PFOA(パーフルオロオクタン酸)のリスク評価の見直しに関して公表した。
 2018年、RIVMは、ドルトレヒトにあるデュポン/ケマーズ化学会社の周辺で栽培されている菜園の作物に含まれるGenXとPFOAのリスク評価を実施した。これらの物質は会社から排出されて土壌に混入し、その結果、問題となっている菜園の作物に取り込まれた。当時の結論は、会社から半径1km以内で栽培された家庭菜園の作物は摂取してもよいが、あまり頻繁に摂取したり、大量に摂取したりしてはいけないというものだった。この半径外で栽培された作物は、安全に摂取することができた。この助言は、当時適用されていた健康影響に基づく指標値と、2017年にこれらの作物で測定されたGenXとPFOAの濃度に基づいていた。
 2020年、欧州食品安全機関(EFSA)は、新たな科学的知見に基づいて、健康影響に基づく指標値を設定した。この指標値はより低く、したがってより厳しくなっている。これは、問題となっている物質が、さらに低いばく露レベルで有害となる可能性があることを意味する。このことは、以前の評価の時点では知られていなかった。
 新しい指標値は、菜園の作物を介して摂取する可能性のあるGenXとPFOAの量と比較された。これには、2017年に測定された濃度が用いられた。この知見に基づき、RIVMは、デュポン/ケムール社から半径1km以内にある菜園の作物を摂取しないように勧告する。この助言は、人々が飲料水や菜園の作物以外の食品等、他の供給源を介してもこれらの物質にばく露されているという事実を考慮している。
 さらに離れた場所、つまりデュポン/ケムール社から半径1~4km以内にある菜園の作物については、結論は出せない。これらの作物の濃度はほとんどすべて、2017年に測定できた濃度よりも低かった。そのため、これらの作物におけるGenXとPFOAの正確な濃度は分からず、リスク評価を行うことはできない。
 リスク評価は、2017年に測定された濃度に基づいている。それ以降、これらの物質を測定する方法はさらに改善されている。したがって、新たな作物の測定により、現在、化学会社の周辺で栽培されている菜園作物を介して摂取する可能性のあるGenXとPFOAの量をより正確に把握することができる。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/herziening-risicobeoordeling-genx-en-pfoa-in-moestuingewassen-in-dordrecht-papendrecht-en-sliedrecht
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