食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05630050307 |
| タイトル | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)科学委員会、スペインの住民のカドミウムへの摂食由来ばく露のリスク評価に関する報告書を公表 |
| 資料日付 | 2021年5月31日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)科学委員会は5月31日、「科学委員会雑誌33号」を発行し、その中でスペインの住民のカドミウムへの摂食由来ばく露のリスク評価に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 1. スペインで消費される食品中のカドミウム量は依然として高い。 2. 平均カドミウム濃度が特に高い食品は、(Lower Bound(LB)-Upper Bound(UB))で、ココアパウダー(215.3-215.3μg Cd/kg)、軟体動物(172.8-178.5μg Cd/kg)、チョコレート及びチョコレート由来製品(114.0-116.7μg Cd/kg)であった。一般に、魚介類、塊根塊茎類、コーヒー、ココア、茶、ハーブティーは、カドミウムの大きな寄与源である。上記の食品よりはカドミウム摂取への寄与は低いものの、高めの濃度を示しているその他の食品には、レバー、魚の加工品及び缶詰、甲殻類、野菜の加工品、香辛料であった。 3. 摂食由来のカドミウム摂取への主な寄与源は、成人では軟体動物、3~17歳の小児ではココアパウダー、生後12~35か月の幼児ではジャガイモであった。 4. 平均的な摂食状況においては、食品から検出される濃度のLBとUBでのカドミウムの推定週間摂取量は、設定された耐容週間摂取量(TWI)2.5μg/kg体重/週の範囲内である。UBでは、生後12~35ヶ月の幼児並びに3~9歳の幼児及び小児においてのみ、推定平均ばく露量がTWIを超える可能性がある。生後12~35ヶ月幼児は、体重当たりではカドミウムばく露に対して最も脆弱な集団である。しかし、実際の食事におけるカドミウムばく露量は、濃度のUBよりもLBを使用して得られた推定値に近いと推定するのが妥当であることを考慮すると、スペインの全ての集団において、カドミウムばく露量は安全マージンの範囲内であると結論づけることができる。 5. スペインの成人のカドミウムへの摂食由来ばく露量は、2011年の評価での推定値と比較して、LBで26%、UBで42%の減少が見られたが、2つの評価における定量限界や摂食データの違いがこれらの違いに影響している可能性がある。 6. 全ての集団において、カドミウム摂取には、軟体動物の極端な摂食が起因している。甲殻類の場合、他の食品に比べてカドミウム総摂取量への寄与は少ないと推定されるが、摂食の仕方に応じて摂食量が多くなれば、その寄与の程度は増加する可能性があることを強調する必要があると考えられる。 7. スペインをはじめとする、いくつかの国では、他の部位、具体的には白身に加えて内臓等を食べるのが一般的である。また、カドミウム濃度が内臓等では白身部分よりも高いことが多い、エビ、クルマエビ、ザリガニなどの頭部や、カニなどの甲殻類の体部も摂取・消費されている。従って科学委員会は、AESANが発表した甲殻類の摂食に関して内臓等の摂食を制限するという勧告を維持することが適切であると考える。 8. 食生活を代表する食品に含まれる金属の存在に関するデータと、スペインの様々な集団の信頼できる摂食データに基づいて、この金属およびその他の金属の摂食由来ばく露量の推定と評価を行う必要性が再確認された。これにより、限られた数の分析結果に基づいてリスク評価を行うことの困難さと不確実性に対処し、他の汚染物質に対する消費者のばく露傾向を評価することが可能となる。 当該報告書はAESAN発行の科学委員会雑誌33号に掲載されており、同誌は以下URLにおいて閲覧可能。 https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/publicaciones/revistas_comite_cientifico/comite_cientifico_33.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | スペイン |
| 情報源(公的機関) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN) |
| 情報源(報道) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN) |
| URL | https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/seguridad_alimentaria/evaluacion_riesgos/informes_comite/CADMIO.pdf |
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