食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05620270104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、パン粉をまぶした詰め物入りの冷凍生鶏肉製品に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表
資料日付 2021年6月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月2日、パン粉をまぶした詰め物入りの冷凍生鶏肉製品に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、パン粉をまぶした詰め物入りの冷凍生鶏肉製品に関連した複数州にわたるSalmonella Enteritidis集団感染症について調査を行うため、様々な種類のデータを収集している。
2. 2021年6月2日現在、S. Enteritidis集団感染株の感染者17人が6州(イリノイ州、ミネソタ、インディアナ州他)から報告されている。発症日は2021年2月21日から2021年5月7日までである。
3. 患者の年齢は3歳から83歳、年齢中央値は52歳、60%が女性である。情報の得られた13人のうち8人(62%)が入院した。死亡者の報告はない。
4. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者に発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた12人のうち、10人(83%)がパン粉をまぶした詰め物入りの冷凍鶏肉製品を調理し、喫食したと報告し、複数の店舗から、異なる多数のブランドのパン粉をまぶした詰め物入りの冷凍生鶏肉製品を購入したと報告した。当該製品を自宅でどのように調理したかについての問いに対し、7人が、加熱調理不足であったこと、電子レンジ又はエアーフライヤー(油を使わず、熱風で調理する機器)で調理したことを報告した。
5. ミネソタ州農業局は、患者らが当該製品を購入した食料品店から、パン粉をまぶした詰め物入りの冷凍生鶏肉製品5点を検査のために収集した。集団感染株がKirkwood’s Chicken Cordon Bleuの2検体で確認された。
6. 患者由来の11検体から分離された細菌の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの薬剤耐性も予測されなかった。現在、標準薬剤感受性試験が実施中である。
7. 2021年6月2日、USDA-FSISは本集団感染について公衆衛生警告を発出した。
8. 生鶏肉製品はオーブンを用いて、華氏165度(74℃)になるまで十分に加熱調理すること。電子レンジやエアーフライヤーは生鶏肉製品の加熱調理には決して使わないこと。冷凍鶏肉製品のラベルを注意深く読み、生かどうかを確認すること。パン粉をまぶしてあったり、褐色に色づけてあったり、あるいは詰め物をしていたりしても、生の鶏肉が含まれている可能性がある。決して生や加熱不足の鶏肉を喫食してはならない。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/enteritidis-06-21/index.html
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