食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05610290104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、El Abuelito Cheese社製のケソフレスコ(生ソフトチーズ)に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2021年5月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は5月14日、El Abuelito Cheese社製のケソフレスコ(queso fresco、生ソフトチーズ)に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 当該集団感染は終息した。進行中の集団食中毒がない場合であっても、「殺菌乳で作られた」という表示がなければ、ケソフレスコのようなソフトチーズは喫食してはならない。これは、リステリア症のリスクの高い人々にとって特に重要である。
2. 2021年2月、CDCは複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染に関して調査を行うために様々な種類のデータの収集を開始した。
3. 疫学及び検査のデータにより、El Abuelito Cheese社製のケソフレスコがリステリア菌に汚染され、病因となったことが示された。
4. 2021年5月14日の時点で、当該集団感染は終息している。
5. 当該リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者計13人が4州(メリーランド州、ニューヨーク州、バージニア州、コネチカット州)から報告された。発症日は2020年10月20日から2021年3月17日まで、12人は2021年に発症した。
6. 患者の年齢は1歳未満から75歳、年齢中央値は52歳であった。12人がヒスパニック系住民であり、7人が女性であった。12人が入院し、死亡者1人がメリーランド州から報告された。4人が妊娠中に発症し、2人が妊娠損失となり、1人が早産した。4人目は回復後も妊娠を継続していた。
7. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を行った11人のうち、8人(73%)はヒスパニックスタイルの生ソフトチーズを喫食したと報告した。その8人のうち7人(88%)がケソフレスコを喫食したと報告し、4人はEl Abuelitoブランド及びRio Grandeブランドを含むEl Abuelito Cheese社によって製造されたブランド商品を具体的に報告した。
8. コネチカット州当局は、患者が該当する種類のチーズを購入したと報告した店から、検査用にEl Abuelitoブランドのヒスパニックスタイル生ソフトチーズの検体を収集した。2月19日、全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、El Abuelitoブランドのケソフレスコで検出されたリステリア菌は、当該集団感染の患者由来のリステリア菌と近縁であることが示された。これは、当該チーズの喫食が病因となった可能性が高いことを意味する。
9. 2月19日、El Abuelito Cheese社は、自社施設で製造された全てのケソフレスコ製品をリコールした。また、全ての製品の製造及び流通を停止した。
10. 2月27日、El Abuelito Cheese社は、汚染されたケソフレスコと同じ施設で製造あるいは梱包された、全てのケシージョ(quesillo)及びレケソン(requeson)チーズにリコールを拡大した。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/hispanic-soft-cheese-02-21/index.html
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