食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600360149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々なマトリックスのアフリカ豚熱ウイルス伝播への寄与に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年4月27日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月27日、様々なマトリックスのアフリカ豚熱ウイルス伝播への寄与に関する科学的意見書(109ページ、3月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該意見書では、アフリカ豚熱ウイルス(ASFV)が様々なマトリックスによってEUの非感染地域に持ち込まれるリスクを評価している。評価されたマトリックスは、飼料材料、エンリッチメント材/床敷材、感染が確認された地域から戻ってきた非積載の豚生体用輸送車である。飼料に由来するリスクは、他のいくつかの経路(感染した動物生体との接触や残飯養豚(swill feeding)など)に比べて低いと考えられるが、当該意見書で評価したマトリックスがリスクとなる可能性は排除できない。文献や公開協議で得られた様々なマトリックス中のASFVの残存に関するエビデンスは、養豚場で使用される製品の汚染可能性や取引又は輸入される製品の量に関する専門家からの知識引き出し(Expert Knowledge Elicitation: EKE)に用いられた。EKEの結果は、各製品の汚染の可能性(q)、感染が確認されたEU又はユーラシア大陸の地域からのそれら製品の取引又は輸入量(N)及び潜在的な感染養豚場のモデル値(N×q)に関するリスクランクを提供するモデルに使用された。
 輸入元や使用養豚場の規模に関係なく上位にランク付けされた製品は、マッシュ状及びペレット状配合飼料、飼料添加物並びに穀類であった。床敷材/エンリッチメント材、加水分解タンパク質及び血液製品は輸入元や使用養豚場に関係なく最も低いランクであった。非積載の輸送車のランクは配合飼料よりも低かったが、非配合飼料又は床敷材/エンリッチメント材よりも高かった。配合飼料と穀類は他の飼料材料(床敷材/エンリッチメント材及び飼料用茎葉(forage)よりも高ランク)よりも高ランクである可能性が非常に高い(95-99%の確実性)。
 当該ランクは、汚染や養豚場への配送など、複数のパラメータに基づいた評価であり、これらすべてのパラメータの最終的なランキングに対する影響力は一様であるため、リスク管理者は、効果的な貯蔵期間やウイルスの不活性化ステップによって、各製品の相対的なランクがどのように変化し得るかを考慮する必要がある。
 当該意見書に係る公開協議の結果に関する技術報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9993
 当該意見書に係るEKEに関する技術報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9994
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6558
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