食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600320104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、Jule’sブランドのカシュー・ブリーチーズに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表
資料日付 2021年4月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は4月23日、Jule’sブランドのカシュー・ブリーチーズ(cashew brie)(訳注:乳製品を使用せずカシューナッツ等を原材料としたブリーチーズ)に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるSalmonella Duisburgによる集団感染に関して調査を行うために様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学及び遡及調査のデータによって、Jule’sブランドのカシュー・ブリーチーズがサルモネラ属菌に汚染されている可能性があり、原因食品である可能性が示されている。
3. 2021年4月21日の時点で、当該S. Duisburg集団感染株の感染者計5人が3州(カリフォルニア州、テネシー州、フロリダ州)から報告されている。発症日は2021年2月1日から2月27日までである。
4. 患者の年齢は23歳から70歳、年齢中央値は26歳であり、80%が女性である。情報の得られた5人のうち、2人が入院した。死亡者の報告はない。
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を受けた5人のうち、3人(60%)はJule’sブランドのトリュフ入りカシュー・ブリーチーズを喫食したと報告し、それが確認された唯一の共通食品であった。そのうちの2人は、同じ飲食店で違う日に、そのカシュー・ブリーチーズを喫食したと報告した。
6. カリフォルニア州及びテネシー州の職員は、検査のためにJule’sブランドのカシュー・ブリーチーズの検体を収集した。4月22日、検査結果により、カリフォルニア州で収集したJule’sブランドのカシュー・ブリーチーズの全種類の検体がサルモネラ属菌で汚染されていることが示された。現在これらの検体中のサルモネラ属菌が、当該集団感染の原因と同じ菌株であるかどうかを確かめるための全ゲノムシークエンス解析(WGS)が行われている。テネシー州で収集された検体の検査結果は保留中である。
7. WGSでは、4人の検体由来分離株において、ホスホマイシンに対して耐性であることが予測された。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が実施中である。サルモネラ感染症患者のほとんどは抗菌性物質なしで回復するが、抗菌性物質が必要とされる場合、当該耐性は治療に使用される抗菌性物質の選択肢に影響を及ぼす可能性がある。
8. 4月22日、Jule’s Foods社は、同社のカシュー・ブリーチーズを含む全製品をリコールした。CDCは、リコール対象の製品を喫食、販売、又は提供しないよう勧告している。Jule’s Foods社は、全ての製品の製造及び流通を停止している。
9. FDA調査官及びカリフォルニア州公衆衛生局検査官は、Jule’s Foods社の製造施設で検査を行っており、検査のために追加の製品検体及び環境検体を収集している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/duisburg-04-21/index.html
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