食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合(EU)で食品添加物として認可されている二酸化チタン(E171)の安全性評価を更新し、もはや安全とはみなされないとの見解を公表
資料日付 2021年5月6日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月6日、欧州連合(EU)で食品添加物として認可されている二酸化チタン(E171)の安全性評価を更新し、二酸化チタン粒子摂取後の遺伝毒性の懸念が排除できず、もはや食品添加物として安全とは言えないとの見解を公表した。概要は以下のとおり。
1. 二酸化チタンは、2009年1月20日以前にEUで認可された食品添加物の再評価プログラムの一環として、2016年にEFSAの「食品添加物及び食品に添加する栄養源に関する科学パネル(ANSパネル)」によって再評価され、その際の意見書で、同パネルは、生殖システムへの影響の可能性に関するギャップを埋めるための新たな研究を実施し、許容一日摂取量(ADI)を設定できるようにすることを推奨した。
2. EFSAの「食品添加物及び香料に関する専門家パネル(FAFパネル)」は、食品添加物の安全性評価に「ナノテクノロジーに関するEFSA科学委員会ガイダンス2018(the 2018 EFSA Scientific Committee Guidance on Nanotechnology)」を初めて適用し、2016年の評価以降に利用可能となった、ナノ粒子に関する新たな科学的証拠やデータを含む何千もの研究を考慮したうえで、今回の評価を行った。
3. FAFパネルの専門家は、一般毒性の影響に関する証拠は決定的ではなかったが、新しいデータと強化された手法に基づいて、遺伝毒性の懸念を排除することはできず、結果として、この食品添加物の1日の摂取量の安全レベルを確立することはできなかった、としている。
4. 2019年には、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)が食品添加物である二酸化チタンへのばく露に関するリスクレビューを、オランダ食品・消費者製品安全局(NVWA)が食品添加物である二酸化チタンの考えられる健康影響に関する意見書をそれぞれ出している。
5. 当該EFSA JOURNAL科学的意見書は以下のURLで閲覧可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6585 
6. 「ナノテクノロジーに関するEFSA科学委員会ガイダンス2018」は以下のURLで閲覧可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.2903/j.efsa.2018.5327
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/news/titanium-dioxide-e171-no-longer-considered-safe-when-used-food-additive
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