食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年5月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月6日、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性評価に関する科学的意見書(2021年3月25日採択、PDF版130ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 今回の意見書は、拡張された1世代生殖毒性(EOGRT)試験から得られた二酸化チタンナノ粒子(NP)のデータを含む、EFSAの「食品添加物及び香料に関するパネル」(FAFパネル)により信頼できると判断された新しい関連する科学的証拠に基づいた食品添加物二酸化チタン(E171)の最新の安全性評価を扱っている。
 E171における構成粒子数の50%未満は、最小外形寸法が100nm未満である。さらに、同パネルは、構成粒子が30nm未満の場合、粒子数の1%未満であることを言及した。したがって、同パネルは、30nm未満の二酸化チタンNPを用いた研究は、E171の安全性評価の妥当性が限られていると考えた。同パネルは、二酸化チタン粒子の消化管での吸収は低いものの、体内に蓄積する可能性があると結論付けた。
 一般毒性及び臓器毒性試験では、1000mg/kg体重/日の用量までのE171、又は試験された最大用量である100mg/kg体重/日までの二酸化チタンNP(> 30 nm)のいずれかで有害影響は示さなかった。EOGRT試験では、試験された最大用量である1000mg/kg体重/日までのE171で、生殖毒性及び発生毒性への影響は観察されなかった。
 しかしながら、E171による潜在的な免疫毒性と炎症、及び二酸化チタンNPによる潜在的な神経毒性の観察は、E171による異常な陰窩病巣の潜在的な誘発とともに、有害影響を示している可能性がある。
 遺伝毒性に関して、同パネルは、二酸化チタン粒子は遺伝子突然変異は誘発しないが、DNA鎖切断と染色体損傷を潜在的に誘発する可能性があると結論付けた。 二酸化チタン粒子の物理化学的特性と、in vitro又はin vivoの遺伝毒性アッセイの結果との間に明確な相関関係は観察されなかった。したがって、E171に存在する可能性のある二酸化チタン粒子の遺伝毒性の懸念を排除することはできなかった。複数の遺伝毒性に関する作用機序が並行して作用する可能性があり、二酸化チタン粒子により誘発される様々な分子メカニズムの相対的な関与は知られていない。作用機序の閾値を推定できるかどうかは不確実性があった。さらに、遺伝毒性に関する二酸化チタン粒子サイズのカットオフ値を特定できなかった。二酸化チタンNPの潜在的な発がん性効果を調べるために利用できる適切に設定された研究はなかった。
 これらの入手可能なすべての証拠に基づいて、遺伝毒性の懸念を排除することはできず、多くの不確実性を考慮して、同パネルは、食品添加物として使用する場合、E171はもはや安全であると判断できないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6585

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