食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05580440149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏に使用する飼料添加物としての(Nilablend(商標)200G)(ラサロシドAナトリウム及びナイカルバジンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月22日、肉用鶏に使用する飼料添加物としての(Nilablend(商標)200G)(ラサロシドAナトリウム及びナイカルバジンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2021年2月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 抗コクシジウム剤Nilablend 200Gは、提案されている最大使用用量であるラサロシドAナトリウム50 mg+ナイカルバジン50 mg/kg完全配合飼料で、肉用鶏に対して安全ではない。Nilablend 200G(ラサロシドAナトリウムを含有する)をチアムリン及び他の特定の医薬成分と一緒に投与することは避けるべきである。
 ラサロシドAナトリウムは、グラム陽性菌種に対して抗菌活性があるが、多くの腸内細菌はもとから耐性がある。実験条件下では、耐性又は交差耐性或いはその両方の誘発は観察されなかった。
 ナイカルバジンと飼料材料、認可されている他の添加物又は医薬品との相互作用に関する情報は提供されなかった。ナイカルバジンの微生物学上の安全性に関するデータは提出されなかった。ラサロシドAナトリウム及びナイカルバジンの毒性学的データパッケージからは、健康影響に基づく指標値(許容一日摂取量(ADI)等)を設定する根拠となりえる無毒性量(NOAEL)は特定されなかった。
 EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、本製品中のナイカルバジンの遺伝毒性への懸念は排除できない、また、試験項目の作用機序が解明される必要があると結論付けた。したがって、同パネルは、消費者の安全性評価のもととなるジニトロカルバニリド(DNC)に関するADIを設定する状況にない。
 FEEDAPパネルは、本製品の環境に対する安全性については、DNCの水生区域(淡水)に対するリスクの可能性を理由に、結論付けることはできない。本製品の有効性は実証された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6466
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