食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05580120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分フェンメジファムに関する現行の根セロリ中の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月22日、有効成分フェンメジファム(phenmedipham)に関する現行の根セロリ中の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年2月19日承認、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6482)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、UPL Europe社はドイツ(評価担当加盟国)の管理当局に対して、根セロリ中の有効成分フェンメジファムに関する現行のMRLを0.15mg/kgに引き上げるよう申請書を提出した。
 提出された残留物試験は、根菜作物中のフェンメジファムの残留物の性質の更なる調査結果が出るまで、0.15mg/kgの暫定的なMRLを導出するのに十分である。この評価に関してEFSAは、利用可能なてんさいの代謝データが暫定的に根セロリへ外挿可能であると考えた。この提案の受容性はリスク管理機関により更に検討されるものとする。
 バリデーションがとれた0.01mg/kgの定量限界(LOQ)で、根セロリ中のフェンメジファムの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。今回のMRLの申請は、フェンメジファムの認可更新のEU農薬ピアレビューの完了前に提出されたため、消費者ばく露量評価は欧州理事会指令91/414/EECに基づく最初の認可からのフェンメジファムの毒性に関する結論に従って実施された。その結果、現行及び意図する用途の結果生じるフェンメジファムの残留物の長期的摂取は消費者の健康へリスクを示さない。
 今回の評価は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に基づくフェンメジファムの認可更新において特定されたデータギャップを考慮していない。そのデータギャップのため、専門家らはフェンメジファムに関する毒性学的参照値(TRV)、てんさい以外の根菜作物に関するリスク評価の残留物の定義及び関連する代謝物の毒性に関する結論を導出することができなかった。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名       現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
根セロリ等     0.01           (0.05)
MRL案は暫定的である。リスク管理機関の更なる検討を要する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6482
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