食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05570390149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、連合法で予想される安全要件を満たす可食部位の生産を目的とする、脂溶性毒素に汚染された特定のホタテ貝種のshuckingの効果を評価した科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2021年3月9日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月9日、連合法で予想される安全要件を満たす可食部位の生産を目的とする、脂溶性毒素に汚染された特定のホタテ貝種のshuckingを評価した科学的意見書を公表した(1月27日採択、PDF版66ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2021.6422)概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの食物チェーンにおける汚染物質に関するパネル(CONTAMパネル)は、連合法で予想される安全要件を満たす可食部位の生産を目的とし、脂溶性毒素で汚染された特定のホタテ貝種のshuckingの効果を評価し、shucking後の食用部位の含有量が規制値(regulatory limits)を下回ることが確保される、ホタテ貝全体に含まれる脂溶性貝毒素含有量に関する情報を提供するよう要請された。当該要請は、ホタテガイ5種、Pecten maximus、Pecten jacobaeus、Chlamys islandica、Aequipecten opercularis、Mimachlamys variaに含有される、オカダ酸(okadaic acid、OA)、アザスピロ酸(azaspiracid、AZA)、yessotoxin (YTX)の海洋生物毒素3群が対象である。 ホタテ貝における主要なハザードは、海洋神経毒素であるドウモイ酸で汚染された貝の摂取によって引き起こされる、Amnesic Shellfish Poisoningである。 しかしながら、ホタテは、脂溶性毒素又はParalytic Shellfish Poisoning毒素等、他の毒素を蓄積する可能性もある。 ホタテの生産において、shuckingは、殻の大部分を除去することに加え、軟組織の一部を除去し、可食部位である閉殻筋及び生殖腺のみを摂取用に残すことを意味する。データにより、ドウモイ酸(水溶性毒素)汚染は、主として肝膵臓組織及び軟部組織で発生することが示されているため、貝全体の含有量が規制値(regulatory limit)を超過する場合でも、これらの部位に対する規定された値(prescribed limit)に準拠する場合に限り、特定のホタテ貝種の生殖腺及び閉殻筋は市販可能である。同様のアプローチが脂溶性毒素及び他種ホタテ貝に適用可能であるかを評価するために、ホタテ貝の可食部位及び貝全体における毒素含有量の比率が調査された。さらに、分析サンプルに含まれるホタテ貝の数に焦点を当て、バッチ又はエリアが確立された規制レベルに準拠することを保証するサンプリング・スキームが検討された。 懸念される貝種の全体及び各部位における懸念される毒素の濃度に関するデータ募集の開始後、EFSAは複数のEU加盟国からデータを受理したが、Aequipecteno percularisとPecten maximusの2種に関するデータのみが、欧州委員会からの委任事項における課題に適していた。これらのデータは、汚染事件(フランス)又は非可食部位における含有量増加(アイルランド)の追跡調査から得られた、可食及び非可食部分の個別サンプルとプールされたサンプルであり、ランダムサンプリング監視スキーム由来ではないため、ホタテ貝で検出される毒素の平均量を提示するものではない。毒素の大部分は、可食部位(閉殻筋、及び、Pecten maximusの場合は生殖腺も含まれる)よりも、shuckingによりに除去されるホタテ貝の非可食部位に含有されていた。 濃度レベルの大部分は、閉殻筋のみならず生殖腺においても、定量限界(LOQ)/検出限界(LOD)を下回っていた。大抵の場合、shuckingにより、毒素含有量は大幅に低下した。 Pecten maximusの場合、統計分析から、99%の確実性において生殖腺中の含有量が規制値である160μg OA又はAZA1 eq(当量)/kgを下回ることを確保するためには、ホタテ貝全体の含有量が256μg OA eq/kg又は217μg AZA1 eq/kgを超過してはならないことが示された。 同様の分析は、yessotoxin類、又は、Aequipecten opercularisに含有される毒素については不可能であった。評価は上限(upper bound)にのみ基づく。 ロット/エリアにおけるホタテ貝の毒素含有量の準拠/非準拠について結論するために要するサンプルサイズの分析には、4エリアにおける汚染事例と関連してフランスから入手された個別のホタテ貝のデータのみが利用可能であった。分析から、エリア又はロットのホタテ貝の毒素含有量が準拠/非準拠であると正確に予測されているかどうかに関して95%正確な予測を確保するには、当該エリア/ロットのOA類毒素の含有量が、規制値を27%下回る、或いは、上回る(<110μg OA eq/ kg、あるいは、>210μg OA eq/ kg)場合であれば、サンプルあたりホタテ貝10個で十分であることが示された。しかしながら、140~180μg OA eq/kgの含有量に対する95%確実な予測のためには、ホタテ貝30個超を含むプールされたサンプルをテストする必要がある。 CONTAMパネルは、プールされたサンプルに含まれるホタテ貝が少なすぎる場合、及び、分析測定にて発生する測定における不確実性を適用する可能性を考慮する場合、バッチ(ロット/エリア)の真の含有量を過大評価又は過小評価する可能性が比較的高いことに留意する。CONTAMパネルは、OA及びAZA類毒素を規制値のレベルで含有するホタテ貝の摂取は(種に応ずるが、僅か3個、又は、4個)、当該毒素類の急性参照用量を超過する可能性があることに留意した。 CONTAMパネルは、多様な類似体における相対的効力の再評価も含め、OA類、YTX類、及び、AZA類に属する毒素のリスク評価の更新を推奨する。ホタテ貝の様々な部位における毒素の比率を評価するには、多種のホタテ貝について、脂溶性貝毒素の貝全体に対する可食部位における含有量に関し、汚染事例から収集された更なるデータが必要となる。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6422 |
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