食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05570080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え(GM) Bacillus subtilis DP-Ezm28株由来の食品用酵素エンド-1 ,3(4)-β-グルカナーゼの安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2021年3月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月4日、遺伝子組換え(GM) Bacillus subtilis DP-Ezm28株由来の食品用酵素エンド-1
,3(4)-β-グルカナーゼの安全性評価の科学的意見書(2021年1月27日採択、PDF版16ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 遺伝子組換えに関しては、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素の生産株は、既知の抗菌剤抵抗性遺伝子の複数のコピーを有する。しかしながら、当該食品用酵素中に生産株の生菌及びDNAが存在しないことに基づき、リスクとは見なさない。当該食品用酵素は、蒸留アルコール製造及び醸造工程において使用することを意図している。
 総有機固形物(TOS)の残留物は、蒸留により除去されるので、摂食由来のばく露量は醸造工程に対してのみ算出した。醸造工程で推奨される最大使用レベル及びEFSAの包括的欧州食品摂取量データベースの個々のデータに基づき、欧州における摂食由来の当該食品用酵素のTOSへのばく露量は最大で0.183 mg TOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験では安全性の懸念はない。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が試験における最大用量の1
,000 mg TOS/kg体重/日であると特定し、試験における最大用量と推定摂食由来ばく露量を比べるとMOE(ばく露マージン)は少なくとも5
,464となった。
 既知のアレルゲンとのアミノ酸配列の類似性を調べ、2つの配列が合致した。CEPパネルは、意図した使用条件下で、摂食由来のばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、提供されたデータに基づき、当該食品用酵素が意図した使用条件下では安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6431
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。