食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05550280104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ヒスパニックスタイルの生ソフトチーズに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報(2月12日、17日)を公表
資料日付 2021年2月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2月12日、ヒスパニックスタイルの生ソフトチーズに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報(初報2月12日、続報2月17日)を公表した。概要は以下のとおり。
I. 2月12日付け
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染に関して調査を行うために様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学データにより、ヒスパニックスタイルの生ソフトチーズがリステリア菌に汚染されている可能性があり、原因食品である可能性が示されている。ヒスパニックスタイルの生ソフトチーズの種類又はブランドはまだ特定されていない。
3. 2021年2月11日の時点で、当該リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者計7人が4州(メリーランド州、コネチカット州、ニューヨーク州、バージニア州)から報告されている。発症日は2020年10月20日から2021年1月22日までで、直近の発症者6人は2021年に入ってからである。
4. 患者の年齢は45歳から75歳、年齢中央値は61歳である。6人がヒスパニック系住民であり、43%が女性である。7人全員が入院した。死亡者の報告はない。
5.州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を行った4人のうち、3人は少なくとも1種類のヒスパニックスタイルの生ソフトチーズを喫食したと報告し、3人全員がケソフレスコ(queso fresco)を喫食したと報告した。公衆衛生当局は、チーズの種類又はブランドを特定するために、患者への聞き取り調査を継続している。
6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体由来の細菌株が、遺伝的に近縁であることが示された。これは当該集団感染の患者は同じ食品が原因で発症した可能性が高いことを意味する。州当局は、患者がチーズを購入したと報告している店舗から収集したヒスパニックスタイルの生ソフトチーズの検体を検査している。
7. 妊娠中、65歳以上あるいは特定の病状や治療により免疫機能が低下している場合は、重度のリステリア症となるリスクが高くなる。これらの集団に該当しない場合は、リステリア菌により重い病気となる可能性は低い。
8.リスクの高い人々においては 、原因食品の種類又はブランドが特定されるまで、ヒスパニックスタイルの生ソフトチーズ(ケソフレスコ、ケソブランコ(queso blanco)、ケソパネラ(queso panela)等)を喫食してはならない。
II. 2月17日付け
1. コネチカット州当局は、患者が該当する種類のチーズを購入したと報告した店から、検査用にEl Abuelitoブランドのヒスパニックスタイル生ソフトチーズの検体を収集した。2月16日の検査結果では、El Abuelitoブランドのケソフレスコ(queso fresco)チーズの検体がリステリア菌で汚染されていることが示された。現在、製品中のリステリア菌が当該集団感染の患者由来のリステリア菌と近縁かどうかを確認するために全ゲノムシークエンス解析(WGS)が実施されている。
2.El Abuelitoブランドのケソフレスコチーズを喫食、販売及び提供してはならない。米国食品医薬品庁(FDA)及び州の関係機関は、El Abuelito社と協力して、汚染された製品をリコールし、そして追加の製品を回収する必要があるかどうかを判断している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/hispanic-soft-cheese-02-21/index.html
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