食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05550220149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、スピノサドに関する現行の特定の最大残留基準値(MRL)の焦点を絞った評価に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2021年2月15日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月15日、スピノサド(spinosad)に関する現行の特定の最大残留基準値(MRL)の焦点を絞った評価に関する理由を付した意見書(2021年1月11日承認、27ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6404)を公表した。概要は以下のとおり。 スピノサドは2007年2月1日、欧州委員会指令2007/06/ECにより欧州理事会指令91/414/EEC付属書Iに初めて収載された。最初の認可後、EFSAは欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条第2項の規定に従った全ての既存のMRLの評価、及びMRLのレビューにおいて特定されたデータギャップに対応する補強データの評価を含み、既存のMRLの改正に関するいくつかの理由を付した意見書を公表した。 スピノサドは欧州委員会規則(EC) No 1107/2009の枠組みにおける認可更新のために評価され、初めて急性ばく露量に関する毒性学的参照値が設定された。ピアレビュー期間に新たに設定された急性参照用量(ARfD)を考慮して、閾値を超える可能性が強調された。 EFSAは2020年6月、規則(EC) No 396/2005第43条の規定に従って、欧州委員会からピアレビューの結論において提案された新たな毒性学的参照値を考慮しスピノサドに関する既存のMRLの焦点を絞ったレビューを実施し、消費者の摂取懸念がある場合、消費者に関する許容できないリスクに繋がらない代替MRLを導出するよう委任指令を受理した。 欧州委員会からの要請に続いて、EFSAはピーマン、レタス等植物食品6品目に関する既存のEUのMRLの予備的なリスク評価を実施したが、新たな毒性学的参照値を考慮する場合、消費者の急性の摂取懸念が排除できなかった。更に慢性の摂取懸念も特定された。 したがってEFSAはEU加盟国(MS)に対して、既存のMRLが急性の摂取懸念の可能性に繋がるこれらの作物に関して、裏付けのある残留物データを付けた代替の農業生産工程管理(GAP)を提出するよう要請した。 ピアレビューの結論において留意されたことであるが、リスク評価のための残留物の定義は、追加データの提出及びその結果を待って更なる成分により拡大されることが提案された。委任指令に従って、MRLのレビューの期間に導出されたリスク評価のための残留物の定義及び既存のMRLを考慮し、焦点を絞った評価が実施された。 EFSAはこの評価に関して主に、以前の理由を付した意見書、ピアレビューに関する結論及び意見募集の期間に加盟国により提出された評価報告書に基づいた。 代替のGAPを裏付ける加盟国により提出された残留物のデータは、懸念のある全ての作物に関して、消費者に安全である代替のMRLを導出するのに十分であった。したがって、EFSAはピーマン、レタス等6品目に関する国の認可は導出された代替のMRLを遵守するために改正すべきことを勧告した。 スピノサドに関して現在設定されている他の全てのMRLに関して、急性の摂取量の計算はARfDを下回った。したがってこれらのMRLは欧州の消費者に関して懸念であると考えられず、更なる措置は必要ない。 しかしながら、EFSAはこれらの結論はスピノシン(spinosyn)A及びDだけの残留物を考慮して得られており、認可更新の枠組みにおけるピアレビューにより提案されたリスク評価のための残留物の定義の変更を待って再検討の必要があるかもしれないことを強調する。 EFSAによるMRLの改正案は以下のとおり(抜粋)。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg ピーマン 2 0.6 レタス 10 4 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6404 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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