食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05550200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ジフェノコナゾールに関する現行のアブラナ科の葉菜類中の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年2月9日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月9日、ジフェノコナゾール(difenoconazole)に関する現行のアブラナ科の葉菜類中の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年1月20日承認、39ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6407)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Syngenta Crop Protection社はオランダの管理当局に対して、アブラナ科の葉菜類のグループに属する作物中の有効成分ジフェノコナゾールに関する現行のMRLを変更するための申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データはアブラナ科の葉菜類に関するMRL案を導出するのに十分であった。検討対象の植物食品中のジフェノコナゾールの残留物は0.01mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、動物食品中のジフェノコナゾール及び代謝物CGA205375は筋肉、脂肪、肝臓、腎臓及び卵に関して0.01mg/kg、牛乳に関して0.005mg/kgのバリデーションがとれたLOQで管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAはこの申請書で評価された作物に関して、報告された農業生産工程管理(GAP)に従ったジフェノコナゾールの使用に起因する残留物の短期的摂取が消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。
 代謝物のCGA205375の毒性に関連する不確実性に影響されるため、ジフェノコナゾールの意図される及び現行の用途に関して長期的な消費者摂取懸念を排除することができない。
 全体として、このリスク評価は植物中のジフェノコナゾールの4つの立体異性体の選択的代謝及び分解の可能性に関する補強データが提出されるまでの暫定的なものと見なされ、この不足データが利用できるときに再検討されなければならない。更にこの評価は、この申請書がトリアゾール誘導体代謝物(TDM)の評価のためにリスク管理者により承認された新たな戦略の施行日である2019年9月以前に提出されたため、トリアゾール系の殺菌剤のグループに属するいくつかの農薬によって産生される可能性があるTDMを考慮に入れていない。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
 品名     現行MRL mg/kg        MRL改正案 mg/kg
はくさい      2        リスク管理者による更なる検討を要する    
ケール       2                同上
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6407
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