食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物中のメチラムに関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年1月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月22日、様々な作物中のメチラム(metiram)に関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書(2020年11月23日承認、43ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6342)を公表した。概要は以下のとおり。
 BASF Italia社は欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、パッションフルーツ、バナナ、パイナップル中の有効成分メチラムに関するインポートトレランスを設定し、意図する北部欧州(NEU)における使用に基づき、セロリアック(celeriacs)中の現行のMRLを改正するようイタリアの管理当局に申請書を提出した。
 申請書を裏付ける提出データはパイナップル及びパッションフルーツに関するMRLを導出するのに十分であった。提出されたデータによると、バナナ中のEUの現行のMRLは改正を必要とせず、セロリアックに関するMRL案を導出するには十分ではなかった。消費者ばく露の計算はメチラムの用途だけを検討し、長期的な消費者の摂食由来の懸念を示さなかったが、メチラムの現行の用途を反映する残留データがないことに関連するいくつかの不確実性により影響される。情報の欠如が保守的な仮定により補足された2つ目のばく露シナリオは、いくつかの食事に関して潜在的な慢性ばく露の懸念を示した。検討対象の作物中の残留物の長期的な消費者ばく露への寄与は低い。現行及び意図するメチラムの用途から生じるエチレンチオ尿素(ETU)の残留物への消費者ばく露量は消費者の摂食由来の懸念を示さなかった。しかしながらリスク評価は、現在利用可能なデータを使用して対応できない不確実性により影響を受ける。
 EFSAは、加工食品中でETUに分解することが知られているジチオカルバメート類(dithiocarbamates)の現行の用途を考慮して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づくMRLのレビューの枠組みにおいてETUの残留物に対する包括的な消費者ばく露量の評価を実施するよう提案した。リスク評価における決定的でない結果及び全体的な不確実性を考慮して、EFSAは、メチラム及び他のジチオカルバメート類に関するMRLのレビューが確定される前に、現行のジチオカルバメートのMRLを改正することが正当化されるのかに関してリスク管理者の更なる議論を要するとの意見である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6342
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