食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05530080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ブタの膵臓由来の食品用酵素トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ及びカルボキシペプチダーゼの安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2021年1月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)   欧州食品安全機関(EFSA)は1月8日、ブタの膵臓由来のトリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ及びカルボキシペプチダーゼを含有する食品用酵素の安全性評価の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素は、プロテアーゼ複合体でトリプシン、キモトリプシン、膵臓エラスターゼ及びカルボキシペプチダーゼBを含む。当該食品用酵素は、乳児用調製乳、フォローアップ調製乳及び経管栄養のような特別な医療目的食品中の原材料として使用される乳清たん白質の加水分解に使用することを意図している。
 乳児における摂食由来の食品用酵素由来の総有機固形物(TOS)へのばく露量は、最大使用レベル及び調製乳中で認可されている最大たん白質含有量に基づくと、36mgTOS/kg体重/日と推定された。
 「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、この値が全ての集団に適応すると推定した。毒性学的評価及び膵臓酵素を含む製剤の臨床研究が検討された。主な副作用として製剤への過敏症が特定された。しかしながら、CEPパネルは、元の酵素(プロテアーゼ複合体)は食品製造の工程で取り除かれるため、元の酵素による有害影響の起こる可能性は低いと見なした。当該酵素由来の低分子ペプチドが、たん白質の加水分解物中に存在する可能性はある。CEPパネルは、乳の加水分解により調製された加工品の摂取後のそれらペプチドへのアレルギー感作のリスクは、乳児において除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、食品用酵素由来が動物の可食部位であること、申請者により提供されたデータ、膵臓酵素の製剤の臨床研究の評価により証拠立てられるデータに基づき、意図した使用条件下では、当該食品用酵素が安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6368
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