食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520650149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物としての種々の化学物質グループに属する31種類の香料化合物の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月16日、全動物種に使用する飼料添加物としての種々の化学物質グループに属する31種類の香料化合物(※訳注)の安全性に関する科学的意見書(2020年11月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 これらの化合物は官能的添加物(sensory additives)としての使用を意図している。うち22種類について、肉用鶏、子豚及び肉用牛を使った許容試験が行われた。残り9種類については、類似構造を有する化合物に基づくリードアクロス(read across)が提案された。許容試験では、意図された用量の10倍の用量で有害な影響は示されなかった。22種類の化合物(α-ダマスコンを除く)は、提案されている用量でこれらの動物種に対して安全であると結論付けられ、同結論は全動物種に外挿された。
 遺伝毒性の懸念を排除できるデータがないことから、α-ダマスコンに関する結論を全動物種に拡大することはできない。また、消費者、使用者及び環境に対する安全性に関して結論付けることはできない。
 それ以外の30種類の化合物については、対象動物種に対して安全であると判断される最大用量で、消費者に対する安全上の懸念は生じないと考えられる。
 また、対象動物種に対して安全であると判断される濃度は環境に対して有害な作用となる可能性は低い。ただし、β-ダマスコン及び(E)-β-ダマスコンを除く。これらの化合物については、生態毒性に関するデータがないことから、陸生区画に対する安全性に関して結論付けることはできない。
 以下の化合物については、海洋環境に対して安全であると考えられる用量は0.05mg/kgであると確認された:2-メチル-1-フェニルプロパン-2-オール、α-イロン、β-ダマスコン及び(E)-β-ダマスコン、フェネチルイソバレレート、4-(p-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン及び2-イソプロピル-4-メチルチアゾール。
(※訳注)対象の31種類の化学物質は以下のとおり。
Dodecanal、Ethyl heptanoate、Ethyl 2-methylbutyrate、Isopentyl acetate、3-Methylbutyl 3-methylbutyrate、Hex-2-en-1-ol、Hex-2(trans)-enal、Allyl hexanoate、Linalool、2-Methyl-1-phenylpropan-2-ol、alpha-Ionone、beta-Damascone、Nootkatone、alpha-Damascone、Pentadecano-1
,15-lactone、2-Phenylethan-1-ol、Phenethyl isovalerate、8-Mercapto-p-menthan-3-one、4-(p-Hydroxyphenyl)butan-2-one、2-Methoxynaphthalene、2-Isopropyl-4-methylthiazole、Valencene、2-Methylpropionic acid、3-Methylbutyl butyrate、2-Methylbutyl acetate、Allyl heptanoate、beta-Ionone、4-(2
,5
,6
,6-Tetramethyl-2-cyclohexenyl)-3-butten-2-one、beta-Damascenone、tr-1-(2
,6
,6-Trimethyl-1-cyclohexen-1-yl)but-2-en-1-one((E)-beta-damascone)、p-Menth-1-ene-8-thiol。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6338
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。