食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520540305
タイトル 欧州連合(EU)、サケ科の魚に使用する飼料添加物としての大腸菌ATCC9637株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の認可更新及び他の魚類(finfish)への用途拡張等を官報で公表
資料日付 2020年12月17日
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概要(記事)  欧州連合(EU)は12月17日、サケ科の魚に使用する飼料添加物としての大腸菌ATCC9637株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の認可更新及び他の魚類(finfish)への用途拡張、並びに欧州委員会規則(EC) No 244/2007の廃止に関する欧州委員会施行規則(EU) 2020/2116を官報(PDF版4ページ)で公表した。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1831/2003は動物栄養において使用する添加物の認可、及びその認可並びに更新の根拠及び手続きを規定している。
 大腸菌ATCC9637株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は、規則(EC) No244/2007によりサケ科の魚に使用する飼料添加物として10年間認可されている。
 規則(EC) No 1831/2003第14条第1項の規定に従って、サケ科の魚に使用する飼料添加物として当該物質の認可更新を求める申請書が提出された。申請書は、株の名称の大腸菌NITE SD00268株への変更を含んでいた。更に、規則(EC) No 1831/2003第7条の規定に従って、申請は他の魚類(finfish)への用途拡張を要請した。
 2020年3月、欧州食品安全機関(EFSA)はその意見書において、大腸菌NITE SD00268株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は、提案された使用条件下で対象種の必要性に基づき適切なレベルで補給される場合、動物の衛生、消費者の健康又は環境に有害影響を及ぼさないと結論付けた。EFSAはまた、当該添加物は皮膚刺激物ではないが、吸入した場合の毒性、眼に対する刺激物又は皮膚感作性物質である可能性に関して結論付けることができないと判断した。したがって欧州委員会は、ヒトの健康、特に当該添加物の使用者に関して有害影響を防止するために、適切な予防措置を講じるべきであると考える。EFSAはまた、当該添加物は魚種に対するアミノ酸ヒスチジンの有効な供給源であると結論付けた。EFSAは販売後のモニタリングに関する特定の要件が必要であるとは考えていない。EFSAはリファレンスラボラトリーから提出された飼料中の当該飼料添加物の分析法に関する報告書についても検証した。
 大腸菌NITE SD00268株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の評価は、規則(EC) No 1831/2003第5条に規定される認可の条件を満たしていることを示す。したがって、本規則付属書に規定されるとおり当該添加物の使用を認可すべきである。
 本規則付属書に規定される条件に基づく飼料添加物としての大腸菌ATCC9637株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の認可更新の結果、規則(EC) No 244/2007を廃止すべきである。
 以上の経過及び観点から、欧州委員会施行規則(EU) 2020/2116を採択する。
第1条 大腸菌ATCC9637株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は、添加物カテゴリー「栄養添加物」及び機能グループ「アミノ酸類、それらの塩及び類似化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従ってその認可を更新する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32020R2116&from=EN
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