食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520530475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ティーツリー、ニアウリ、カユプテのエッセイシャルオイルを含むサプリメントを摂取する場合のリスクの可能性に関して公表
資料日付 2020年12月16日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月16日、ティーツリー、ニアウリ、カユプテのエッセイシャルオイルを含むサプリメントを摂取する場合のリスクの可能性に関して公表した。
 フランスでは従来メラレウカ(コバノブラシノキ属)の葉を食用に使用しないが、多くのサプリメントに含まれるエッセンシャルオイルは、メラレウカに属するティーツリー、ニアウリ、カユプテ由来である。これらのサプリメントは一部の感染症の補助的な治療として流用される。しかし、これらのオイルは神経毒性作用がある可能性があることから、一部の欧州の国では使用が推奨されていない、又は禁止されている。ANSESはこれらのオイルの摂取に関連するリスクを調査するように依頼を受け、現在の情報から、メラレウカのエッセンシャルオイルの一部の化合物の経口摂取は、神経毒性作用(ニアウリ、カユプテ)、発がん性、遺伝毒性、生殖毒性(可能性)があることを確認した。ANSESは、これらのリスクを避けるために、これらのエッセンシャルオイルの保存、用量、排除、禁止に関する推奨事項を作成した。とりわけ子供、妊婦、授乳婦は摂取しないことを推奨する。
 メラレウカに属するティーツリー、ニアウリ、カユプテのエッセンシャルオイルは多くのサプリメントの成分である。アロマテラピーにおいて抗微生物作用が主張されていることによって、これらのサプリメントは一部の感染症(口峡炎、副鼻腔炎、膀胱炎など)の治療のための補助的な治療として流用されている。
 サプリメントの使用に関する規制は欧州で調和化されていないため、サプリメントに含まれるメラレウカのエッセンシャルオイルの認可は、国によって異なる。イタリアでは認可されているが、ベルギーでは禁止されている。
 ANSESは、このような状況で、サプリメントに含まれるメラレウカのエッセンシャルオイルの危険性及び、摂取者にとって安全な使用を保証できる最良の条件を検討するように依頼を受けた。
1. ティーツリー、ニアウリ、カユプテのエッセンシャルオイル: 複数のファクターに依存する健康上のリスク
 ANSESは、調査において、ティーツリー、ニアウリ、カユプテのエッセンシャルオイルに含まれる危惧すべき物質を同定した。
 ティーツリーについては、テルピネン-4-オールが主な成分で、ラットにおいて精巣毒性を示す。メチルオイゲノールは非常に低濃度であるが、人に対して遺伝毒性、発がん性があると考えられている。アスカリドールは、エッセンシャルオイルが適切に保存されていない場合に形成され、毒性についてほとんど資料がない。
 ニアウリ、カユプテについては、1,8シネオールが主な成分で、子供において神経系の合併症を引き起こす。より低濃度であるがティーツリーにも含まれている。
 調査結果から下記事項が明らかになった。
ティーツリーに関しては、テルピネン-4-オールとメチルオイゲノールに関連するリスクは、エッセンシャルオイルに含まれる化合物の含有量、摂取する滴数、油滴のサイズ、摂取者の体重に依存する。しかし市場の製品に含まれアスカドリールの毒性については不確かな点が残る。
 ニアウリ、カユプテに関しては、1,8-シネオールのデータが不十分で、摂取者にリスクのないばく露レベルを決定することが不可能である。
2. 保管、投与量、回避、禁止: 様々なメラレウカのエッセンシャルオイルの利用に関する推奨
 ティーツリーのエッセンシャルオイルについては、製造業者に対して、1日当たりの最大摂取滴数を決定することを推奨する。そのために、テルピネン-4-オールとメチルオイゲノールの含有量、油滴のサイズ、摂取者の体重を考慮することを推奨する。また、アスカリドールの生成を避けるために、冷暗所での保存の必要性を消費者に伝える必要がある。
 1,8-シネオールに富むニアウリとカユプテのエッセンシャルオイルについては、より正確な毒性学的データが得られるまで、30か月未満の子供及びてんかんや熱性けいれんの既往歴のある子供による経口摂取を禁止することを推奨する。
 また子供、妊婦、授乳婦については、これらのオイルの経口摂取に関連するリスクについてデータがないことを強調し、これらのオイルを摂取しないように推奨する。
 ANSESは、一般的なサプリメントの摂取について、サプリメントは医薬品ではなく、医薬品のように摂取してはいけないことを消費者に強調する。
 健康状態を考えてサプリメントを摂取することの適切性を医療従事者に相談すること、複数のサプリメントの併用を避けること、相互作用リスクを避けるためにサプリメントと医薬品を併用している場合は医師や薬剤師に報告することの重要性を強調する。
 また、医療従事者及び製造業者は、サプリメントの摂取による可能性の高い有害事象について栄養監視システム(Nutrivigilance scheme)に報告することを強調する。
 意見書は下記URLから入手可能。
https://www.anses.fr/fr/system/files/NUT2018SA0096.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/compl%C3%A9ments-alimentaires-contenant-des-huiles-essentielles-d%E2%80%99arbre-%C3%A0-th%C3%A9-de-niaouli-et-de
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