食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、とうもろこしの穀粒及びスイートコーン中のビフェントリンに関する補強データの評価及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年12月23日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月23日、とうもろこしの穀粒及びスイートコーン中のビフェントリン(bifenthrin)に関する補強データの評価及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書(2020年11月26日承認、37ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6361)を公表した。概要は以下のとおり。
 申請者のFMC Agricultural Solutions社はベルギーの管理当局に対して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づく最大残留基準値(MRL)のレビューの枠組みにおいて利用できないと特定された補強データを評価するよう申請した。 特定されたデータギャップは以下のとおり。
1. 卵中のビフェントリン(異性体の合計)の規制のための十分にバリデーションがとれた分析法
2. 酸性の産物(訳注:加工品を含む)中のビフェントリンに関する保管中の安定性試験
3. りんご、なし等への認可を裏付ける残留物試験
 データギャップに対応するために、保管中の安定性に関する新たな試験結果が提出され、卵中のビフェントリンの定量の分析法に関する情報が利用可能となった。データギャップは十分に対応された。提出された新たな情報の結果、現行MRLの改正は必要とされなかった。
 更に規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、申請者はスイートコーン及びとうもろこしの穀粒中のビフェントリンに関するインポートトレランスを設定するよう申請した。申請を裏付ける提出されたデータは、とうもろこしの穀粒に関するMRL案だけを導出するのに十分であった。スイートコーンに関してデータギャップが特定されたため、MRL案の導出はできなかった。バリデーションがとれた0.01mg/kgの定量限界(LOQ)で検討対象の植物及び動物食品中のビフェントリンの残留物(異性体の合計)を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 EFSAは報告された農業生産工程管理に従ったビフェントリンの使用に起因する残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。リスク評価は、以前にEUのMRLが設定され、リスク評価にまだ含まれているいくつかの産物に関するEU認可の失効に関連する追加的な非標準的な不確実性により影響を受ける。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
  品名         現行MRL mg/kg     MRL改正案 mg/kg
シトラスフルーツ        0.05             0.05         
いちご             1        リスク管理機関の更なる検討を要する
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6361
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