食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05510360305
タイトル 欧州連合(EU)、全動物種に使用する飼料添加物としてのCorynebacterium glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンの認可を官報で公表
資料日付 2020年12月1日
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概要(記事)  欧州連合(EU)は12月1日、全動物種に使用する飼料添加物としてのCorynebacterium glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンの認可に関する欧州委員会施行規則(EU) 2020/1796を官報(PDF版5ページ)で公表した。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1831/2003は、動物栄養において使用する添加物の認可及びその根拠並びに手続きを規定している。
 同規則第7条の規定に従って、Corynebacterium glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンの認可申請書が提出された。申請は、添加物カテゴリーの「栄養添加物」、機能グループの「アミノ酸類、それらの塩及び類似化合物」、及び添加物カテゴリーの「官能的添加物」、機能グループの「香料化合物」に分類される、全動物種に使用する飼料添加物としてのC. glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンの認可に関する。
 欧州食品安全機関(EFSA)は2020年3月の意見書において、C. glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンは、提案された使用条件下で動物の衛生、ヒトの健康又は環境に対して有害影響を及ぼさないと結論付けた。EFSAはまた、当該添加物は全動物種に対するグルタミンの有効な供給源であり、補給されるL-グルタミンが反すう動物種において十分に有効であるためには、第一胃での分解から保護されなければならないと結論づけた。
 香料としての使用に関して、EFSAは推奨される用量で使用する場合、有効性の更なる証明は必要ではないと述べている。香料化合物としてのL-グルタミンの飲用水中での使用は認可されていない。推奨される用量では、香料化合物としてのL-グルタミンはどのような懸念も引き起こさない。L-グルタミンが香料として飲用水中での使用が認可されていないという事実は、水を介して給与される配合飼料中での使用を排除しない。香料化合物としてのL-グルタミンのより適切な管理が可能となるように、制限及び条件を付すべきである。L-グルタミンに関する推奨含有量を添加物の表示に示すべきである。その含有量を超える場合、プレミックスの表示に特定の情報を示すべきである。
 EFSAは販売後のモニタリングに関する特定の要件が必要であるとは考えていない。EFSAはリファレンスラボラトリーから提出された飼料中の当該飼料添加物の分析法に関する報告書についても検証した。
 C. glutamicum NITE BP-02524株を用いて生産されるL-グルタミンの評価は、規則(EC)No 1831/2003第5条に規定されている認可の条件を満たしていることを示す。したがって、本規則付属書に規定されるとおり当該添加物の使用を認可すべきである。
以上の経過及び観点から、欧州委員会施行規則(EU) 2020/1796を採択する。
第1条 本付属書に規定される物質は、添加物カテゴリーの「栄養添加物」及び機能グループの「アミノ酸類、それらの塩及び類似化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従って動物栄養における飼料添加物として認可する。
第2条 本付属書に規定される物質は、添加物カテゴリーの「官能的添加物」、機能グループの「香料化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従って動物栄養における飼料添加物として認可する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32020R1796&from=EN
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