食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05500260149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2019年欧州連合総括報告書を公表 |
資料日付 | 2020年11月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月17日、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2019年欧州連合総括報告書(63ページ、2020年10月16日承認)を公表した。概要は以下のとおり。 本報告書は、欧州連合(EU)加盟国28か国及び非加盟国のアイスランド、モンテネグロ、北マケドニア、ノルウェー、セルビア並びにスイスが2019年に実施した、牛、めん羊、山羊、シカ科動物及びその他の動物種における伝達性海綿状脳症(TSE)のサーベイランスとめん羊の遺伝子型別の結果をまとめている。 EU加盟国では合計1 ,150 ,388頭の牛が検査され、その数は2018年比2.7%減であった。EU非加盟6か国では44 ,557頭が検査された。合計6頭のH型BSEがフランス(4頭)及びスペイン(2頭)から報告され、1頭のL型BSEがポーランドから報告された(※訳注1)。H型BSEの症例数は、過去最少齢の症例(5.5歳)を含め、年間報告数が最も多かった。 EUでは合計で、めん羊338 ,098頭、山羊143 ,529頭の検査が行われ、両動物種とも2018年と比較して3.9%増加した。めん羊では、EU加盟2か国での17頭の不確定例(inconclusive case)と997頭のスクレイピーが報告された。内訳は、EU加盟7か国から定型スクレイピーが911頭(初発症例(IC: Index Case)は97頭、ARR/ARR遺伝子型の症例は1頭、98.7%は感受性の遺伝子型グループ)、11加盟国から非定型スクレイピーが86頭(ICは80頭)であった。アイスランド及びノルウェーから31頭のめん羊のスクレイピーが報告された。無作為な遺伝子型別について報告したのは8加盟国のみであった。キプロスを除くと、(無作為な)遺伝子型別が実施されためん羊の15.7%がスクレイピー感受性の遺伝子型を有していた。山羊では、EU加盟2か国での3頭の不確定例と390頭のスクレイピーが報告された。内訳は、6加盟国から定型スクレイピーが379頭(ICは24頭)、6加盟国から非定型スクレイピーが11頭(ICは10頭)であった。 EU加盟6か国(エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、ポーランド及びスウェーデン)において実施されている3年間の鹿慢性消耗病(CWD)サーベイランスプログラム(国ごとに実施の程度は異なる)において、7 ,980頭のシカ科動物(※訳注2)が検査され、スウェーデンの野生のヘラジカ3頭でCWDが確認された。他7加盟国で、2 ,732頭のシカ科動物が検査され、陽性のものはなかった。2019年にノルウェーでは30 ,147頭のシカ科動物(※訳注3)が検査され、新たに2頭のヘラジカでCWDが確認された。 その他4種の動物(タヌキ、ミンク、キツネ及びシャモア(訳注:ヤギ亜科に属する反すう動物))についてEU加盟3か国から合計122頭の結果が報告され、全て陰性であった。 (※訳注1)スペインの症例1:H型BSE、2013年7月生まれ(検出時の月齢66か月)、乳牛(Holstein-Friesian種)。スペインの症例2:H型BSE、2001年1月生まれ(検出時の月齢222か月) 、肉牛(雑種)。フランスの症例1:H型BSE、2003年1月生まれ(検出時の月齢193か月)、肉牛(Limousine種)。フランスの症例2:H型BSE、2008年3月生まれ(検出時の月齢132か月)、肉牛(Aubrac種)。フランスの症例3:H型BSE、2003年11月生まれ(検出時の月齢192か月)、肉牛(Charolais種)。フランスの症例4:H型BSE、2003年4月生まれ(検出時の月齢200か月)、肉牛(雑種(Blond d’Aquitaine × mixed))。ポーランドの症例1:L型BSE、2007年7月生まれ(検出時の月齢138か月)、肉牛(Limousine種)。 (※訳注2)野生(wild)シカ科動物が5 ,142頭、家畜(farmed)/半家畜化(semi-domesticated)シカ科動物が2 ,838頭。動物種別では、ノロジカ2 ,689頭、トナカイ2 ,579頭、ヘラジカ1 ,502頭、アカシカ1 ,074頭、その他136頭となっている。 (※訳注3)野生シカ科動物が16 ,586頭、家畜/半家畜化シカ科動物が13 ,561頭。動物種別では、トナカイ16 ,277頭、ヘラジカ5 ,934頭、アカシカ5 ,746頭、ノロジカ1 ,692頭、その他498頭となっている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6303 |
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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