食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05480430105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、特定の糖類の栄養表示に関する意見募集、及びアルロースに関する最終ガイダンスの発行を公表
資料日付 2020年10月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は10月16日、特定の糖類の栄養表示に関する意見募集、及びアルロース(allulose、別名D-プシコース)に関する最終ガイダンスの発行を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、特定の糖類の栄養成分表示及びサプリメント成分表示(Nutrition and Supplement Facts label)上における表示に関して2つの措置を講じている。FDAは、従来の糖類とは異なる方法で代謝される糖類の栄養表示に関する情報提供を要求している。またFDAは、代謝が異なるこれらの糖類の1種であるアルロースに関する最終ガイダンスを発行している。当該ガイダンスは、栄養成分表示及びサプリメント成分表示でのアルロースの明記と、栄養表示で使用するためのアルロースのエネルギー含有量の両方に対応している。
 食品及び飲料の栄養成分表示には、エネルギー、総炭水化物、総糖類及び添加糖類(added sugars)の値あるいは量が、その他の情報に加えて記載されている。ショ糖あるいは「テーブルシュガー」のような、多くの消費者が非常によく知っている糖類は、摂取後に血糖値及びインスリンレベルを上昇させ、1g当たり4kcalであり、う歯に関連している。アルロース、D-タガトース(D-tagatose)及びイソマルツロース(isomaltulose)等の一部の糖類は、従来の糖類とは代謝が異なり、体内で従来の糖類と同じ効果を全て有する訳ではない。これらの糖類は様々な効果を有する可能性があるため、FDAは、栄養表示の目的において、従来の糖類とは異なる方法で代謝される特定の糖類を別のものとして扱うように業界から多数の要求を受けている。例えば、栄養成分表示で炭水化物、糖あるいは添加糖にアルロースを含むことを免除するように、またエネルギー値は従来の糖類に使用される1g当たり4kcalよりも少なくするように、FDAは求められている。
 FDAは昨年、代謝が異なる糖の1種であるアルロースに関するガイダンス案を発行し、現在そのガイダンスを完成させている。規則制定における当該案件についての検討結果が出るまで、栄養成分表示で明記される総糖及び添加糖類の量にアルロースを含めるという要件に関して、FDAはその自由裁量権を行使する意向であることを製造業者に通知している。ただし、アルロースは総炭水化物量には含まれていなければならない。当該最終ガイダンスはまた、栄養成分表示及びサプリメント成分表示のエネルギー値を決定する際に、アルロースに1g当たり0.4 kcalを使用することについて、FDAはその自由裁量権を行使する意向であることを製造業者に通知している。
 詳細情報は、以下のURLから入手可能。
・業界向けガイダンス最終版「栄養成分表示及びサプリメント成分表示におけるアルロース及びアルロース由来のエネルギー値の明記」
https://www.fda.gov/media/123342/download
・当該ガイダンスの公表に関する官報(10月19日付)のPDFファイル
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2020-10-19/pdf/2020-22901.pdf
・官報「情報提供及び意見募集:従来の糖類と異なる代謝がなされる糖類」(10月19日付)のPDFファイル
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2020-10-19/pdf/2020-22900.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-seeks-input-nutrition-labeling-certain-sugars-and-issues-final-guidance-allulose
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