食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05480250104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、桃に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2020年10月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は10月16日、桃に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、カナダ並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、Prima Wawona社(Wawona Packing Company)によって包装あるいは供給された、桃に関連した複数州にわたるSalmonella Enteritidisの集団感染に関して調査を行った。
2. S. Enteritidis集団感染株の感染者が合計101人、17州(ミネソタ州、ミシガン州、ニューヨーク州、アイオワ州他)から報告された。
3. 発症日は2020年6月29日から8月27日まで、患者の年齢は1歳から92歳、年齢中央値は43歳であった。患者の64%が女性であった。情報の得られた90人のうち、28人の入院が報告された。死亡者の報告はなかった。
4. 患者から分離された83菌株の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、どの薬剤耐性も予測されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が実施中である。
5. WGSによって、カナダでのS. Enteritidis集団感染は米国の当該集団感染と(その原因株が)遺伝的に関連していたことが示された。
6. 疫学的及び遡及調査のエビデンスによって、Prima Wawona社あるいはWawona Packing Companyによって包装・供給された桃が当該集団感染の原因であった可能性が高いことが示された。
7. 8月22日、Prima Wawona社は、全国の小売業者に供給した袋詰め及びバルク(大量包装) あるいは、ばら売りの桃をリコールした。リコール対象の製品は保存可能期間(shelf life)を過ぎているため、店舗で販売されることはない。
8. 10月16日時点で本集団感染は終息したとみられる。食中毒防止のために、常に果物を安全に選択して取り扱うこと。果物を取り扱う前後に、手指及び調理で食品が触れるものの表面を洗浄すること。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/enteritidis-08-20/index.html
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