食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05480210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、発達神経毒性(DNT)の評価に用いるin vitroバッテリー試験の実施及び解釈についての先験的なプロトコルの外部委託機関の報告書を公表
資料日付 2020年10月23日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月23日、発達神経毒性(DNT)の評価に用いるin vitroバッテリー試験の実施及び解釈についての先験的なプロトコルの外部委託機関の報告書(2020年9月23日承認、152ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1938)を公表した。概要は以下のとおり。
 この課題において、われわれは十分な準備とそこから生成されたデータを用いた試験法に基づくヒトの細胞に基づくDNTのin vitro試験を設定した。その方法は、1. 試験システム、2. ばく露スキーム、3. 試験・分析のエンドポイント、4. 分類モデルの4つの重要な要素を検討する目的に適合する評価を受けた。
 このバッテリー試験は豊富な毒性学的情報が利用できる119の化合物を用いて試験された(DNTハザードに関する情報も利用可能な化合物あり)。テストは10のDNTを特定したエンドポイントと追加の9つの生存能力/細胞毒性に関連するパラメーターを測定する5つの試験システムで実施された。米国EPAはおよそ半分の化合物に関して、DNT in vitro試験によるデータを追加・補足した。この拡張バッテリーも評価された。試験結果から、このDNT in vitroバッテリー試験は信頼でき、再現性があることが明らかになった。
 このエンドポイントは概ね冗長性は低い。DNTハザードに関して十分に特性評価された化合物で評価した場合、バッテリーの性能は感度が82.7%、特異性は88.2%だった。ギャップ分析は、放射状グリア細胞、アストロ及びミクログリア並びに髄鞘形成のエンドポイントをバッテリーに追加するよう提案した。14の難燃剤のスクリーニング及び2つの農薬のハザードの特性評価という2つのケーススタディが提示された。後者のケーススタディに基づき仮説上の有害転帰経路(AOP)が開発された。
 結論として、ここで調査されたDNT検査戦略は、DNTハザードの特定と特性評価に対する非常に有望な最初のアプローチである。その性能は有望であり、さらなる試験を含めることで改善される可能性がある。DNT in vitroバッテリー試験結果におけるいくつかの不確実性は、試験化合物のin vitro及びin vivoトキシコキネティクスに関連する試験データやモデリング方法を組み込むことで低減可能である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1938
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